猫の喘息にかかる治療費はどれくらい? ペット保険の有用性は

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以前、猫が喘息にかかる原因や対策方法についてご紹介しました。

では実際に猫が喘息にかかってしまった場合には、どれくらいの治療費がかかるのでしょうか?

今回は、避けては通れないお金のお話です。

治療費はピンからキリまで予測不能

まず、「猫が喘息にかかっている」と確定されるタイミングが重要になります。 いわゆる「確定診断」といわれるものです。

すぐに喘息だと判明すれば、初回の治療費は検査・薬代込みで1万円前後で済む場合がほとんどです

逆に喘息だと判断する決定打がないと、血液検査やX線写真・検体などのあらゆる検査が追加になります。

となれば、もちろん費用は天井知らず。確定診断のために7万円弱もかかったという経験談があるほどです

そして、確定診断後も通院・投薬が必要なので、頻度にもよりますがその分の費用もかかります。

とりあえず、「安くすむ」とは思わない方が身のためかもしれません……。

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猫の喘息との付き合いかた

現在の医療技術では喘息を完治させる方法はありません。

そのため「いかに発作を起こさせないか」「症状を軽くするか」が重視されます。 家庭内では部屋をマメに掃除したり、猫が興奮しづらい環境を作ることで、発作の頻度を減らしつつ平穏な生活を送らせることが目標になります。

中には喘息の猫のために個人でネブライザーを購入する飼い主さんもいるようです。

ネブライザーとは、霧状にした薬剤を噴射させる装置のことです。 噴射した粒子が気道を通り、患部に薬剤を直接送り込んで症状を緩和させます。

ただ、部屋のスペースをとるうえ管理が大変。さらに高価なのでそうそう手が出せるものではないでしょう。

それでも興味があれば、かかりつけの獣医師に相談してみてください。 ネブライザーの購入やレンタルについてアドバイスをしてくれるはずです。

ペット保険の有用性

動物には公的な健康保険はありません。 全額実費負担なので、予想以上に高額の治療費になる可能性があります

そんな中、目覚ましい躍進を見せているのがペット保険です。 ペットが治療を受けたとき、保証対象であれば治療費のうち約定された割合を保険でまかなえるというもの。

ちなみに、我が家の動物たちは保険に加入しています。 思わぬ病気や怪我で通院しても、保険のおかげで支払いが5割負担で済むのでとても助かっています。 一年間の通院回数が少なくて、言葉は悪いですが「モトが取れない」ときもありますが、それはむしろ喜ぶべきことなので気にしていません。  

ただ、ペット保険に加入したいと思っても、ペットの持病・既往については保障の対象外になることが多いので注意してください

加入を検討する場合、飼い猫の状況にその保険がふさわしいか情報収集を忘れずに。 もちろん、保険は不要と判断するのも自由です。

まずは無料で行なえますので、資料請求から始めてみるというのもいいかもしれません。

⇒資料請求はコチラ【ペット保険のipet】

最後に

「喘息の治療費」ですが、具体的な数字で案内できず心苦しいばかりです。 受ける治療内容によって違うのはわかるにしても、ネックになるのが「自由診療」。

動物病院ごとに金額を設定するから費用がバラバラ。利用者としては不便きわまりないですよね。

しかも、高いから設備がいいとか安いから良心的とか、もしくはその逆であるとも限らないから困りもの。 動物にも公的な保険診療を導入してほしいものです。

余談ですが、日本獣医師会の公式ホームページには、全国規模で調査した診療料金の結果が掲載されています。参考にチェックしてみてもいいでしょう。

なお、日本獣医師会に未加入の動物病院ほど治療費が高額になる傾向があるようです。

ゆかり子

ゆかり子

投稿者プロフィール

犬猫を見ては「尊い…」と拝む兼業ライター。
もっぱら愛犬2匹に貢ぐ毎日。愛猫が大往生を遂げて以来、猫雑貨を手にレジに立つ回数が増えたことが悩みのタネ。
犬猫混在の多頭飼い経験がムダに豊富なので、記事に生かせればと思います。
@yukarikonekoでまったり呟き中です。

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