猫の好きなパーツを聞くと必ずと言っていいほど答えにでてくる「肉球」。
愛猫の肉球のにおいをかぐのが好きだという方もいるのではないでしょうか。
しかし、そんな愛らしい肉球も実は腫れることがあります。
今回は猫の肉球が腫れる原因と対策法について詳しくご説明致しますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
猫の肉球が腫れる原因と治療法
皮膚炎
肉球がスポンジ状に腫れてしまう「形質細胞性足皮膚」は別名「肉球皮膚炎」とも呼ばれています。
かかったばかりのときは、ふんわりと腫れる程度なので痛みもなく、飼い主さんも猫自身も気づきにくいのがこの病気の特徴です。
しかし、徐々に病気が進行していくと潰瘍ができて肉球から出血がみられるようにもなります。
そうなると、激しい痛みを伴うので猫も歩くのを嫌がったり、足を引きずるようなしぐさを見せるようになります。
一説には免疫力の低下がこのような症状を起こすのではないかといわれていますが、原因がいまだにはっきりと解明されていない謎が多い病気でもあります。
治療法としては、炎症を軽減する薬を投与して痛みを抑えます。
しかし、重度の場合は外科手術を行って潰瘍を取り除く必要もある恐ろしい病気です。
怪我によるもの
猫は高いところが大好きですし、好奇心旺盛な生き物です。
そのため、怪我をしてしまうこともあります。
ヒーターなどの上に乗ってしまい、火傷をすると肉球が腫れてしまう場合があります。
火傷をした場合は、速やかに冷やして病院へ連れていきましょう。
あらかじめ猫にとって危ないものを置かないように配慮をしたり、ご飯を作るときはキッチンに近寄らせないように工夫するのがオススメです。
猫の肉球は特に怪我をすると治りにくいので日頃から注意が必要です。
肉球は保護してあげるべきなの?
怪我や病気をしていないときは肉球を保護する必要はありません。
どうしてもお手入れをしてあげたいのならば、肉球クリームを塗ってあげましょう。
これは人間でいうハンドクリームのような効果があるので、肉球が乾燥するのを防いでくれます。
また、リラックスさせてストレスをたまらないように肉球をマッサージしてあげるのもオススメです。
まとめ
肉球は人間にはない部分なので、お手入れ方法が分からないという方も多いと思います。
肉球が腫れる病気はまだまだ謎が多く、原因がはっきり分からないのが難点ですが、猫の肉球が腫れているときはなにかしらの病気や怪我が隠れているといえます。
ですから、飼い猫の肉球に異変を感じた際は、すぐに獣医さんに相談するようにしましょうね。