仲良く寄り添う親子の姿を見ていると、とても微笑ましい気持ちになりますよね。
しかし、ある日突然、親猫が子猫に対して威嚇をするようになってしまい、戸惑った経験がある猫飼いさんも多いのではないでしょうか。
今回はそんな悩みを解決するために、親猫が子猫に対して威嚇をする理由を分かりやすくまとめてみましたので、ぜひ参考にされてみてくださいね。
親猫が子猫に対して威嚇をする理由
子猫がある程度成長してくると、ある日突然親猫は威嚇をし始めるようになります。
主に、生後6ヶ月程度の頃にこの行動が見られることが多いと言われています。
これは猫の世界でいう「親離れ」と呼ばれる行動です。
野良で生きている猫は、常に親と行動しているわけではなく、ある程度大きくなったら親から突き放されて一人で生きていくようになります。
最初のうちは親猫の変わりっぷりに子猫も戸惑い、傍によっていく頻度も多いですよね。
しかし、どんなに甘えても親が構ってくれないと分かると自立心が芽生えていきます。
子猫がなかなか分かってくれないと、親はあえて子猫を噛んだりして自分から離そうとします。
こうした親離れは、人間の目でみれば、少々厳しく見える行動ですが、子猫が一人前の大人になるためにはとても大切な猫界のルールでもあるのです。
仲良く暮らしてくれる方法はないの?
親離れの行動が見られるようになると、お互いに縄張りを意識するようになります。
ですので、親子ともにストレスを溜めずに生活させてあげるためにも、お互いがくつろげるアイテムを用意してあげましょう。
専用のベッドや爪とぎなどを準備するのもおすすめです。
また、親子両方に去勢・避妊手術をしっかりと行うことで縄張りへの執着心を緩くすることができます。
したがって、子猫の場合は生後6ヶ月頃ころから、去勢・避妊手術を考えるようにしておきましょう。
親猫は子猫のことを認識できなくなってる!?
動物はある程度大きくなると、親や兄弟という認識がなくなってしまいます。
また、小さな子猫の時期でも他のにおいがつくと親猫は自分の子供だと認識できなくなります。
ですので、もし身近で子猫を見かけてもすぐに保護しないように注意しましょう。
何故ならば、近く親猫がいる場合があるからです。
むやみに子猫に触って人間のにおいを付けてしまうと、親猫はその子猫を育てなくなってしまいます。
保護するときは親猫が確実にいないのを確認してから保護するようにしましょうね。
まとめ
猫界のルールは、時として人間がびっくりするようなものもありますよね。
はたから見れば不安に思うかもしれませんが、一人前の大人になるためには避けては通れない道でもあるのです。
なので、飼い主さんはそっと陰から愛猫たちの成長を見守って、サポートに徹してあげるように心がけましょうね!