大切な猫が家出をしてしまったら、飼い主さんは気が気でないですよね。
玄関を開けた拍子に脱走してしまった…なんてケースも珍しくありません。 そんな時の捜索の仕方をお教え致しますね。
家出の原因
発情期
去勢・避妊手術をしていない猫は相手を探しに家出してしまいます。
いい子孫を残すために、より良いパートナーを求めます。 オス同士ではメスをめぐって激しいケンカになることもあり、帰ってきた猫が深い傷を負っていたなんてこともよくあります。
ちなみにしっぽにケガをしているオスはケンカに負けて逃げたほうで、耳や顔などの正面に傷を負った猫は堂々と戦い、ケンカに勝った強い猫です。
居場所を奪われた
新入り猫が来て、飼い主さんがそっちばかり可愛がると自分の居場所がなくなったと思い、家出をしてしまいます。
猫は嫉妬深い生き物なので、新入り猫よりも先住猫を何事も優先してプライドを守ってあげましょう。
寿命の前ぶれかも…
死期が近づくと、姿を消す猫もいます。 猫は、体調の悪さを隠したがるものなので、人に見られないところへ姿を消して安静にしているからなのです。
なので、体調が戻らない猫はそのままその場所でひっそり亡くなってしまうこともあります。
探す方法
いざいなくなったとき、どう探せばいいのかをまとめてみました。
- ポスターやチラシをつくって近所のお店や動物病院に張らせてもらう
- 保健所や警察に問い合わせたり、実際に見に行く
- SNSで呼びかけて拡散してもらう
- 県内の動物の保護団体にも問い合わせしてみる
SNSが普及したことにより、昔よりも見つかる確率が増えたことは嬉しいですね。
Twitterには迷子のペットを捜索専門のアカウントもあるので、こちらに情報を投げかけてみるのもいいかもしれません。
保健所は、毎日多くの動物を扱うので問い合わせても忙しくて見落としがあるかもしれません。 必ず自分の目で確かめにに行きましょう。
居ても立っても居られないときはどこを探すべき?
完全室内飼いの猫は、あまり遠くへ行くことは考えられないので、メスなら家から半径30メートル、オスなら50メートル以内を探してください。
普段から外にも出れる猫で避妊や去勢手術をした猫なら、家から半径200メートルくらいを探しましょう。
避妊や去勢手術をしていない猫なら家から約300~500メートル以内を探しましょう。
いつも、ごはんをあげている時間に探すのもいいです。 日中は、人通りが怖くてなかなか出てこない猫が多いので、深夜から早朝ぐらいに探すと見つけられる確率もあがります。
探すときは名前をよびながら、細い路地や狭いところもくまなく探しましょう。

By: yamauchi
まとめ
猫を家出させないためにも、去勢・避妊手術は絶対に必要です。
猫の性欲は人間とは比べものにならないほど強く、相手を探しにいけないことがかなりのストレスになります。
また、家出した猫は普段とは違う環境に怖さを感じているので、発見した後は自分の匂いのするものを近くにおいてあげたり、普段よりも優しく接してあげてくださいね。