飼い主を猫はどう認識しているの? 犬との違い
猫と犬はその真逆な性格を比較されることも多いですよね。
犬は飼い主さんに対して絶対的な服従精神を持っているのに対して猫は自由気ままで飼い主さんの方が尽くしてしまうこともあるのではないでしょうか。
今回は、そんなマイペースな猫が飼い主さんをどう認識しているのかを詳しくご説明致しますので、ぜひ楽しみながらご覧くださいね。
猫は飼い主のことをどう思っているの?
犬は人間と遊ぶときはボールやフリスビーなどを使ったりして遊びますよね。
これは犬同士で遊ぶときとは違う行動です。
なので、犬は人間と犬を区別しており、遊び方を変えているといわれています。
対して猫は、どうでしょうか。
猫は犬とは違い、人間に対しても噛みついたり、ケリケリしたりして猫同士で遊ぶときと同じような態度を示します。
このことから分かるように、猫は人間のことも自分と同じ生き物だと思っています。
分かりやすくいえば、人間のことを大きな猫だと思っているということです。
しかし、人間は猫のように俊敏に動けないため、「ちょっと鈍くさい」と思われているようですよ。
そんな鈍くささを心配して、しとめた獲物を見せに来るという説も最近になっていわれるようになりました。
飼い主のことを何で認識しているの?
猫はあまり視力が良くなく、色の区別も人間のようにはっきりとはできません。
猫が飼い主さんのことを認識しているのは「匂い」です。
猫にとって匂いというのは重要なもので、少しでも飼い主さんから違う匂いがしたら近寄ってこないか、自分の匂いをこすりつけようとします。
声でも判別できますが、匂いほど強い認識力はありません。
入院などをして帰ってきたときに猫が近づいてこないのは、飼い主さんの体に違う匂いが染みついていることが原因です。
その場合は、お風呂に入って匂いを落とせば、飼い主さんのことをちゃんと認識してくれるようになりますよ。
猫も家族の中で順列はつけるの?
犬は家族の中で順列をつけ、一番偉い人に従おうとします。
しかし、猫は犬と違って、家族の中に順列をつけない生き物です。
ただ、役割分けは頭の中でしています。
撫でてもらいたいときは、一番甘えさせてくれる人のところへ行ったり、お腹がすいたときはいつもご飯をくれる人のところにねだりに行きます。
このように、自分の要求を満たすためにうまく家族を見極めているのが猫の凄いところですね。

By: PCB75
まとめ
猫はそのマイペースさから情が薄い動物だといわれることも多いです。
しかし、実際は猫は飼い主さんのことをとてもよく観察しています。
こうすれば構ってもらえるとか、こうすれば怒られるといったことを認識している要領のいい部分も持ち合わせています。
また、犬同様に愛情をかければかけただけ答えてくれる生き物です。
猫なりの愛情表現は控えめなので気づかないことも多いかもしれませんが、ちゃんと飼い主さんのことを信頼してくれています。
これからも愛猫を大切にしながら、より楽しい猫ライフを満喫いしていきましょうね。