人間にも血液型がいくつかあるように、猫にも血液型がいくつかあるのか?と疑問を抱いている猫好きさんもいるのではないでしょうか。
自分の飼い猫の血液型を正しく、知ることは実はとっても大切なことなのです。
今回は、意外と知られていない猫の血液型について詳しくご説明いたしますので、ぜひ参考にされてみてくださいね!
猫の血液型は何種類ある?
人間が「A型」「B型」「O型」「AB型」という4つの血液型を持っているのに対して、猫は「A型」「B型」「AB型」の3つの血液型に分かれます。
猫の血液型は、母猫と父猫から受け継がれる遺伝子の組み合わせによって異なります。
また、猫の「AB型」は人間のように、両親から「A型遺伝子」と「B型遺伝子」という異なった遺伝子を受け継いで生まれるというわけではありません。
猫の「AB型」はAB遺伝子という独立した遺伝子が作用して出現するのでAB型親同士の間にしか生まれてこないといわれています。
ちなみに日本にいる猫の9割はA型だといわれています。
そして、猫の血液型は猫種によっても特徴がみられ、B型はある特定の猫種によく見られる傾向があります。
それは「ペルシャ、ヒマラヤン、スコティッシュホールド、スフィンクス、アビシニアン」の5種類だといわれています。
血液型ごとに猫の性格は違う?
血液型といえば、性格診断のネタにもなるもの。
人間のように、「A型の猫はマイペース」などという風に、猫でも血液型によって性格の違いがあるのか疑問に思う方もいるのではないでしょうか。
しかし、先ほどご説明したように日本にいる猫のほとんどは「A型」だといわれているので、飼い猫の性格と血液型は関係ないことの方が多いのです。
また、猫の性格は血液型ではなく、育った環境によって大きく左右されます。
生後2~3ヶ月の頃からたくさん飼い主さんと触れ合った子は人間が大好きな甘えん坊な子になりますし、逆に怒られて育った子は神経質な性格になります。
このように、血液型と猫の性格は関係がないことが多いので、子猫時代の育て方に気を配るのがおすすめです。
いざというときのために飼い猫の血液型を知っておこう!
マイペースそうにみえる猫の血液型がほぼA型だと聞くと、少し意外な気持ちがしてきますね(笑)
しかし、自分の飼い猫の血液型を正しく理解するということは、愛猫の命を守る手段になります。
思わぬ怪我や病気で輸血が必要になった場合、飼い猫の血液型を知っておくとスムーズに処置が行えるので命が助かりやすくなります。
特にA型以外の猫は輸血用の血液が不足している可能性もあるので、前もって血液型を把握しておきましょう。