捨て猫を保護した時などは、よく目やにのある子をみかけますよね。
酷い子は、鼻水と目やに両方が出ていることもあり、見ているこちらまで胸が痛くなります。
今回はそんな子猫の目やにの原因を詳しくご説致しますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
具体的な原因はどんなものが考えられるの?
猫風邪
抵抗力の弱い子猫は気温の変化などに敏感で風邪をひきやすいです。
猫も風邪を引くの?と不思議に思う方も見えると思いますが、人間と同じような風邪の症状が猫にも見られるのですよ。
<主な症状>
- 黄色や緑の目やに
- くしゃみ
- 鼻水
- 咳
- 発熱
- 食欲不振
- 下痢
このような症状がみられたときには、猫風邪の可能性が高いです。
ただの風邪だと思い、放置してしまうと慢性鼻炎になってしまったり、体調が悪くなると目やにが出るなどの後遺症が残る可能性が高いのできちんと治療してあげてください。
猫クラミジア感染症
猫風邪よりも症状が重くなりがちなのが、この猫クラミジア感染症です。
こちらは、最初に目の炎症として結膜炎のような症状が現れるので早期に気づきやすいのもポイントです。
<主な症状>
- 粘着性のねばっとした目やに
- 咳
- くしゃみ
- 鼻水
こちらは主に気管支の方に負担がかかりやすい病気です。
なので、重症化すると肺炎になってしまったり、気管支炎を引き起こしたりするので要注意です。
生後2ヶ月~6ヶ月の子猫がかかりやすい病気なので特に気を付けてあげましょう。
結膜炎
片方の目をなんとなく開けずらそうにしていたり、しきりに目をこすったりしている場合は結膜炎の前兆である可能性が高いです。
結膜炎は悪化すると猫も痛みを感じ、治療も辛いものになりがちなので早期に治療することが大切です。
<主な症状>
- 目の充血
- 涙を流す
- 目やにがいつもより多い
- 黄色や緑の粘着性のある目やにが見られる
- 目をかゆがる
結膜炎を甘く見ていると、重症化してしまい失明してしまうこともあります。
また、しっかり完治させないと、体調が悪いときに目に炎症がでやすい子になってしまいます。
涙やけの原因
目やにが増えたりして目に炎症がおこったり、ウイルスが入ると異物を外に追い出そうとして涙を流します。
その涙が過剰に分泌されることにより、鼻涙管に炎症が起こり、涙やけという症状が起こってしまいます。
結膜炎や角膜炎などの病気のときにもよくみられるのが特徴です。
またペルシャなどの生まれつき鼻がぺちゃんこな品種は、顔面の骨格が鼻涙管を押し潰してしまうため、涙を流しやすく、涙やけもしやすくなってしまうと言われています。
目やにを予防するのはどうしたらいいの?
早期発見して、毎日こまめに拭く
目やにを見つけたら、こまめにとってあげるのが一番の予防策です。
ティッシュを濡らして目の周りを軽く拭いてあげることで、目を清潔に保つことができるので、炎症が悪化するのを防ぐこともできます。
拭くときはできるだけ猫に無理強いさせないようにすれば、ストレスも軽減できます。
ウイルス感染させない
ワクチンを接種したり、体調管理をしっかりするなどして猫の体を健康に保ってあげることも重要なポイントです。
気温の変化に対応して、猫風邪から守ってあげましょう。
また、飼い主さんの手や服から感染してしまうこともあるんどえ、飼い猫を触る前は必ず手洗いとアルコール消毒をするように心がけましょう。

By: Anna
まとめ
正常な目やには黒や茶色などの色で乾いていることが多いです。
それに対して、病気の時の目やには黄色や緑色の粘り気のある目やにに変わることがほとんどです。
おかしいなと感じたら、すぐに病院で相談するように気をつけてあげてくださいね。