生後3週間 好奇心が旺盛な時期の子猫の育て方
子猫を拾ったけれど、小さすぎてどうお世話したらいいのか分からない。
そんな経験をしたことがある方も多いのではないでしょうか。
生後間もない赤ちゃんの時期は飼い主さんがしてあげなければならないことがたくさんあります。
今回は生後3週間の子猫の育て方を詳しくお教え致しますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
生後3週間ってどんな時期?
生後3週間になると、この様に好奇心が旺盛になってきます。
今までは泳ぐような素ぶりでしか歩けませんでしたが、この時期になるとよちよち歩きができるようになります。
しかし、まだ不安な気持ちが大きいので、寝場所からあまり遠くへは行かない子が多いです。
猫や飼い主さんの声を認識できるようになるのもこの時期の大きな特徴です。
歯が見え始めたら離乳食に切り替え
猫は生後5週目までの間に乳歯が生えそろいます。
この時期から徐々に歯が生え初めてくるので、お口を除いて歯が確認でたらミルクから離乳食に切り替えるのもOKです。
ウェットフードは水分が多いので、子猫用のウェットフードを与えてあげれば水分補給にもつながります。
しかし、中にはウェットフードを食べすぎて下痢になってしまうという子もいます。
下痢になると脱水症状も起こす可能性があり、大変危険です。
少しでも便が柔らかいと思ったらミルクに戻したり、獣医さんに早めに相談しましょう。
トイレトレーニングをはじめよう
この時期になると自力で排泄できる子も多くなってきます。
そうしたら、トイレトレーニングを始めましょう。
専用のトイレを用意して、そこにおしっこを染み込ませたティッシュや便を置いておきます。
その匂いをかがせて「ここがトイレだよ」と教えてあげます。
砂を掻く仕草は本能で備わっているので教える必要はありません。
しばらくは粗相をしてしまうこともあるかもしれませんが、子猫なので覚えは早いです。
健康診断を受けよう
症状が出ていなくても、お腹の中に虫がいることがあります。
下痢や嘔吐などの症状がみられるときはすぐに病院に連れていきましょう。
子猫は体が弱いので、3日ご飯を食べないと死んでしまうといわれています。
食欲不振ではなくても、下痢や嘔吐が続くことで脱水症状になってしまうので命に危険を及ぼします。
健康でいさせてあげるためにも、この時期に一度健康診断を受けることがオススメです。
猫風邪に注意しよう
体温調節がまだうまくできないので、朝と夜の気温の変化から体調を崩してしまう子も多いです。
子猫の近くには常に湯たんぽやお湯を入れ、タオルでくるんだペットボトルなどを置いて体を温めてあげましょう。
猫風邪をこじらせると最悪の場合、死に至ります。
鼻水や目ヤニなどの症状を放置しておくと、慢性鼻炎などになる可能性も高いのでできるだけ病院できちんと治療してもらうようにしましょう。
まとめ
生後3週間になると少しずつその子が持っている性格が表れてきます。
少しづつ成長していく様子は見ていて、とても可愛いものです。
しかし、まだまだ危険も多いので、飼い主さんが留守中はケージの中でお留守番してもらうとよいです。
コンセントなど猫にとって危ないものを撤去しておくのもひとつの方法です。
小さな子猫が安心してくらせる環境づくりもしっかり行いながら、成長を見守っていきましょうね。