忘れるってホント?しばらく会わなかった兄弟猫の認識とは?
里親サイトや保護施設などから猫を引き取って育てている方も多いと思います。
そんな方がふと気になるのが成長の過程において、猫の記憶はどれほど残っているかということだと思います。
中でも、一緒に生まれ育った兄弟猫のことを覚えているのかな?と疑問に思う方もいるのではないでしょうか。
今回は、猫の記憶力について詳しくお教え致しますのでぜひ参考にしてみてくださいね。
一緒に育った猫を「兄弟」と認識できているの?
猫は一緒に育った猫を仲間だと認識することはできます。
しかし、猫の頭の中には「血縁関係」とい概念がないので「兄弟」と理解するまではできないようです。
生まれてから一緒に過ごしてきた兄弟猫のにおいを間近で感じ取ることで、「これは敵ではない」と実感することはでき、相性のいい猫同士だとベタベタくっつくような仲良しさんになることもできます。
離れてしまった兄弟猫の事はずっと覚えているの?
結論から言えば、これはNOです。
自然界で生きている猫もいずれは親離れをして、単独で行動をするようになります。
そうすると、どんなに仲が良くても一緒に育った親や兄弟のことを日に日に忘れていってしまいます。
もし仮に、自分が成猫になったときに兄弟や親と偶然出会ったとしても思い出せる確率は限りなく低く、成猫同士の縄張り争うが起きる可能性の方が高いのです。
群れ生活ではなく、単独行動で縄張りを持つ猫ならではと言えますが、人間からすると骨肉の争いって感じで何とも悲しい感じですよね。
近くにいれば兄弟猫の事は覚えているの?
間近で一緒に暮らせる場合は、兄弟猫のことを「仲のいい相手」と意識するようになります。
猫の中では「兄弟」というよりも「楽しん遊び相手」という認識の方が近いかもしれませんね。
一緒に暮らしていればよほど相性が悪くない限り、お互いがまったりとくつろげる仲になります。
しかし、中には性格が合わないせいで兄弟だといっても仲が悪い猫同士もいます。
こうした場合は一緒に育ってきたから仲良くなるだろうと安心せずに、お互いがストレスを抱えない環境づくりをしてあげるのもひとつの方法です。
まとめ
猫は人間と違って血縁関係という概念が頭にないので、兄弟であるかそうでないかよりも一緒にいて相性が合うか合わないかを重視する生き物でもあります。
離れてしまった兄弟のことを忘れてしまうのは人間からしてみれば、なんだか少し悲しいような気もしますが、その分飼い主さんが温かい愛情を与えてあげるのもよいのかもしれませんね。