猫をかっている方なら誰でも一度はやられたことのある、猫キック。 「けりけり」などとも呼ばれる、その攻撃法は案外痛いもの…。
今回はなぜ猫が猫キックをするのか、理由をお教えいたしますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
そもそも猫キックってなに?
このように猫が飼い主さんを噛んだり、がっちり捕まえたりしながら後ろ足で蹴りを切繰り出すことを「猫キック」といいます。
この蹴りは、素早く何発も繰り出されることが多く、爪をお手入れしていないと飼い主さんが怪我をしてしまうこともあります。
なぜ猫キックをするの?
猫キックをする理由として考えられていることをいくつかご紹介致します。
遊びたいとき
仰向けに寝転んだ猫に手を伸ばしたら、猫キックをされた場合は遊びたくてじゃれている場合が多いです。 また構ってほしい気分のときにも行います。
キックと同時に、噛むこともありますが、この場合は甘噛みの時が多いので怪我をする心配はありません。
不機嫌な時
触られて嫌だと感じる場所をしつこく触ってしまった時や、構われたくないのに執拗に構ってしまった時にも猫キックされます。
お腹は猫にとって弱点になる場所なので、そこをしつこく触ると高速の猫キックが始まる場合が多いです。 この時もキックと同時に噛みついてきます。
猫自身が不機嫌な気持ちになっているので、うっすら歯型がつくほどの少し強めの甘噛みをしてくることがあるので、気を付けてください。
ケンカごっこ
一見激しく見える攻撃なので、猫同士で行われているときはケンカかな?と焦ってしまいますよね。
実は、猫キックは本格的なケンカであることは少なく、ほとんどの場合はけんかごっこをしているだけなのです。
本当のケンカは、足よりも先に手が出て、噛みつきもしますので、流血が見られます。
猫キックをやめてほしいときはどうしたらいいの?
いったん始めるとなかなか止まらない猫キック。 飼い主さんも我慢するには痛くて無理な時がありますよね。 そんなときの対策をお教え致します。
おもちゃで気を引く
猫の興味を手からおもちゃに移します。 すると、おもちゃの方で遊んでくれるようになり、猫にとっても嫌な思いをせずに猫キックをやめてもらます。
好物で気を引く
手元に好物のものがあるときは、その匂いを嗅がせるとやめてくれる場合が多いです。 猫キックさせたまま食べさせると、「猫キック=好物がもらえる!」と思い込んでしまうので、必ずやめてから与えましょう。
息を顔にふきかける
猫は顔に息がかかるのを嫌がります。 なので、どうしてもやめてくれないときは顔をめがけて一気に息を吹きかけます。
すると、嫌がって逃げていく子がほとんどです。 やってダメなことを教えれるのでしつけになりますが、やりすぎると猫に嫌われる可能性があるので注意してください。
まとめ
猫キックは体を使った猫の訴えです。 痛い思いをしないためにも、日頃から十分猫とスキンシップをとることをオススメします。
1日最低でも10分程度は、猫と遊ぶ時間を設けるようにしてください。 そうすれば十分な遊びにより、心が満たされます。 食欲も旺盛になり、猫の健康にもつながりますよ。