犬が最初に家に来た頃、飼い主さんを振り回したトイレトレーニングも無事終わり、大きくなった愛犬。
なのに、なのに、最近またトイレでしなくなってしまうなんて、誰が想像できたでしょうか!! 仕方ないから、また最初の頃のように、トイレに連れていくけれど、トイレから逃げてしまうことさえあります。
もう、粗相をする場所は滅茶苦茶。 ベッドやソファの上、部屋の隅に隠れて、という時さえ。 この原因は何?どうすればいい?ということで、原因と対処法を考えていきましょう。
トイレトレ逆戻りの原因
いくつか考えられますが、
- 粗相したことで叱られたことを怖がっている
- 病気でトイレに間に合わない
- トイレの場所やトイレシーツを変えたせいで神経質になって嫌がっている
- 構ってほしいからわざと粗相をして振り向いてもらおうとする
- 老化してトイレトレを忘れつつある
病気の可能性をまず疑って、病院で相談することが先決です。 泌尿器関係の病気や下半身の麻痺で排尿や排便のコントロールができなくなっている可能性も捨てきれません。
その可能性がゼロと診断が下りたら、犬のトイレへのこだわりをなくしていきましょう。
元に戻す対策は?
粗相を叱ってはいけません。トイレに恐怖心を抱くようになり、排泄行為をも悪いことだと思ってしまいます。
もう一度トイレでするのを根気良く待って、大袈裟なほど抱きしめて褒めることからやり直しましょう。
トイレの場所が変わっただけで、使い慣れたシーツが切れて買い換えただけで、ここは嫌だと逃げてしまう犬も。
トイレは指定の位置に、シーツには慣れてもらうまで断固それを使いましょう。
粗相をしたら飼い主さんが注目してくれると思っている手口は、犬を無視して、犬に見えない角度で片づけましょう。
老化は避けられないものです。進めば、おむつも考えるようにしましょう。 病気や老化は致し方ないものですが、しつけの曲がり角は、いつか正すことが出来ます。

By: jw.beischer
まとめ
いかがでしょうか。 一度覚えると後は一生楽、と思ってしまいがちなトイレのしつけも、犬の体調や気分次第で、逆戻りしてしまうことは珍しくありません。
拗ねて飼い主さんの関心を引こうというのは、イライラしてしまうけれど、可愛いではないですか。
それだけ愛犬に慕われ、必要とされている証拠なんですよ。環境の変化でのストレス、飼い主さんからの怒りで、犬はちゃんとした排泄さえもできなくなるほどデリケートな生き物です。
安定した情緒で暮らせるように、大切にしてあげましょうね。