多頭飼いをするにあたり、先住犬と後住犬、お互い仲良くしてほしいですよね。
しかし、合わせた途端にケンカを始めてしまうことも、十分あり得るんです。
あまりにケンカがひどいと、どちらかがケガをしてしまう事態にもなりかねません。
なぜ、多頭飼いをしようとすると、犬同士ケンカを始めてしまうのでしょうか?
ケンカをしてしまう理由
ケンカを始める理由、それは「上下関係がまだついていないから」です。
犬は、一緒に住むにあたり必ず上下関係を付けます。
よく、犬にとって一番偉いのはエサをくれるお母さんなんていいますよね。
犬は、新しくやってきた犬に対し「誰だお前!」と敵意をむき出しにします。
そして、「どっちがより偉いか」を決めるために、ケンカを始めてしまうのです。
ケンカが始まった!その時、飼い主は…!?
ケンカが始まると、飼い主としてはケガをしないか心配になってしまいますよね。
お互い激しく吠えてしまうが故、「やめなさい!」と仲裁したくなってしまいます。
しかし、仲裁するのが一番よくないことなんです。
ケンカをしてしまう理由は「上下関係を決めるため」です。
そのため、仲裁に入ってケンカを無理やり終わらせても、「上下関係が決まっていない」ためにすぐにまたケンカが起こってしまい、意味がありません。
ケンカを止めていい時
しかし、絶対にケンカを仲裁してはいけないというわけではありません。
ケンカの原因である「上下関係」が決まり、一方が負けを認めているにも関わらずまだ攻撃をするようならば、攻撃を止めるために仲裁しなくてはいけません。
攻撃を続けると、負けを認めている犬がケガをしてしまう恐れがあるからです。
飼い主として心掛けること
また、ケンカをしていない場合でも、犬の間には上下関係が必ず存在します。
そのため、常に平等に接するのではなく、必ず先住犬からご飯を上げるようにするよう心がけます。
そうすることで、「先にきたボクのほうが偉いんだよ」とケンカをせずとも後住犬に示すことができるからです。
もし、新たな上下関係ができたら、それに飼い主側も従います。
子供と同じで、犬にも犬のルールがあるため、飼い主がそれに合わせてあげる必要があるんです。
まとめ
いつも仲良くしてほしい。
飼い主さんなら誰しもそう考えるはずです。
でも、よかれと思ってやっていることも、実は犬のルールに従っていないこともあります。
今回ご紹介した内容を踏まえて、みんなで仲良く過ごせるように、飼い主さん側が考えてあげてくださいね。