日頃一緒に生活をしていく上で犬の気持ちを理解してあげる事はとても大切です。
言葉を話せない犬は、吠えたり鼻を鳴らしたりする事で感情を表します。
その時犬が何を感じているのか、また何を伝えたいのかを知って愛犬とのコミュニケーションに役立てましょう。
キュンキュン、クンクンと高い声
高い声で飼い主さんを呼ぶように鳴らす場合は、何かを要求している時です。
このように散歩に連れて行って欲しい時や、遊んで欲しい時、サークルから出して欲しい時に鼻を鳴らしアピールします。
そのまま興奮して要求吠えにエスカレートする場合があるため注意しましょう。
ここで可哀想だからと要求に答えると、鳴けば構ってもらえるんだ!と勘違いして更に要求吠えが悪化してしまいます。
無視をして収まるのを待ちましょう。
また、飼い主さんが側にいない時など大きな不安を抱えている時もこのように鼻を鳴らします。
日頃から愛犬を構いすぎていると飼い主さんから離れる事に異常な程の不安を感じ、パニック状態になります。
要求吠えと同じく適度な距離感を持って愛犬と接するようにしましょう。
ブーブー、グーグーと低い声
興奮した時に豚鼻のような音を出す事があります。
これはパグやブルドッグなどの短吻種に多く、鼻が短いため普通に息をするだけでブーブーと音が鳴る事もあります。
いびきの音も大きく、逆にそこが短吻種の愛らしいところでもあります。
しかし、気道が狭くうまく息が出来ない鼻腔狭窄の可能性もありますので、音が気になる場合は念のため病院で診察してもらいましょう。
鼻腔狭窄の他にも、逆くしゃみという症状もあります。
これは息を勢い良く吐くくしゃみとは反対に、勢い良く息を吸いこもうとする行為です。
このようにブーブーと音を鳴らしながら何度も息を吸い込もうとする為、呼吸困難かと慌てる飼い主さんも多いのではないでしょうか。
命に関わる病気ではありませんが、症状が出たら早めに病院に連れて行って逆くしゃみかどうか診断してもらいましょう。
動画などに残して見せるとより正確に診断してもらえるでしょう。
フンッとため息のような声
夜眠るとき、定位置についてからフンッとため息を付いて眠る犬は多いのではないでしょうか。
これは、落ち着いてゆっくり寝るぞと気持ちを切り替えて深呼吸をしている感覚に近いものです。
また、人間と同じく不満を表す時にもこのようにため息を付きます。
要求が通らない時、面倒くさそうに横になりフンッとため息をつく姿はまるで人間のようです。
まとめ
このように、鼻の慣らし方にもいろんな種類がある事がわかりました。
犬の気持ちを考えながら接すると、だんだん表情や声色で何を考えているのかわかるようになります。
愛犬の気持ちを様々な感情表現で汲み取って、もっともっと仲良くなりましょう。