待望の子犬と暮らし始めたのはいいけれど、もう・・・もう・・・子犬がこんなに一日中吠えてるとは思わなかった! 苛立ってつい、こら!と怒鳴ってしまうけれど、全然効果はなく、子犬が何故吠えているかも分からない。
単なるワガママ?してほしいことでもあるの? 言葉がないからわからないよ・・・とこっちが泣いてしまいそうです。
まだ、子どもだから、うまくしつければ、この無駄吠えは止まるのかしら?
さて、どうしつければ犬の無駄吠えを止めることが出来るか、まとめてみました。
犬がどうして無駄吠えをしているのか?
犬が何故吠えているか。 理由なく吠えるわけではないんですよ。 人間の赤ちゃんが理由なく泣き喚くわけではない、不快を訴えると同じで、犬も言いたいことがあって吠えるんです。
- 何かを怖いと感じている(人だったり大きな自分より大きな家財だったり他の犬だったり)
- 空腹や痛みを訴えている
- 寂しくて飼い主さんにかまってほしい
大きく分けると、こういう理由で吠えていることが多いと思われるといいでしょうね。 これらの犬の気持ちにうまく寄り添えるかどうかがしつけ成功の鍵になります。
ちゃんとした意思表示を犬にしよう!
吠えられても飲める要求と飲めない要求があることをきっぱりと犬に示していくことが大事です。
空腹や痛みは、飼い主さんが癒してやらなくてはなりません。 病気や怪我、フードや水の量を確かめて下さい。
怖がっている時は、人や犬に慣れていくように、飼い主さんが「怖くないよ、お友達よ」と声をかけながら仲良くするところを見せて慣らしていきましょう。
かまってほしいの要求吠えは、顔と口の前に手を持って行って「静かに」「黙りなさい」と静かな声で止めます。
決して感情的に怒鳴ったりせず、静かに制止を繰り返し、それでも甘え吠えがやまなかったら、無視しましょう。
犬にとって、親代わり、ボス代わりの飼い主さんに無視、拒絶されることは悲劇ですから、吠えてもかまってはくれないと理解していく犬がほとんどです。
犬種によって、無駄吠えが多く、しつけにくい犬もいる
人気の犬種で、ルーツを辿ると猟犬だったり大型犬を小型化している、それらの犬が無駄吠えする場合が多いのです。
そのため、先祖の本能が頭をもたげて無駄吠えに繋がり、しつけをしようとしてもなかなかうまくいかない。
一度は言うことを聞いても、何かに興奮するとすぐに吠えはじめることの繰り返しになります。
無駄吠えの癖が生まれつきの本能として身についてしまっている犬を、完全にしつけで矯正することはかなり難しいのですが、しつけ次第で「ご主人様の命令」と理解することは出来ます。
犬だって吠えている時は決して気分がいいわけではない、苛立っているのですから理解して根気よくしつけに付き合ってあげて下さいね。

By: Steve Starer
まとめ
いかがでしたでしょうか。 多くの飼い主さんが頭を抱えてしまう無駄吠えについてまとめてみました。 最終手段は「無視」ですが、それも犬の様子を見ながらにして下さいね。
特に子犬で飼い主さんの元に来て間もない場合、まだ精神的に不安定な犬も少なくありません。
かまってほしい、寂しいの気持ちを完全放置しすぎた結果、今後の性格形成に大きく影響するのも考え物です。 本当に飼い主さんを求めている時には、たっぷり愛情を注いであげることで、犬の情緒は安定します。
逆にそれが、無駄吠えを減らすことになる場合もありますから、飴と鞭だと考えながらのしつけと思って下さいね。