愛犬がおしっこを舐める! どんな原因が考えられる?
自分の排泄物を口に入れる犬は実は多く、ウンチを食べる犬については以前ご紹介しました。
おしっこを舐める犬も意外と多く、頭を悩ませている飼い主さんもたくさんいるのではないでしょうか。
一体どのような原因があるのか、対処法などをまとめました。
ストレスが原因?
強いストレスを感じている場合、自身を傷付ける行為や物を破壊する行為など、思いもよらない行動を取る事があります。
おしっこやウンチなど排泄物を口に入れる事もそのひとつです。
この場合はストレスの原因を取り除く事で改善されるでしょう。
また、以前排泄を失敗して飼い主さんに怒られた事があると、隠すために舐めてしまうという場合もあります。
一度排泄をいけない事だと認識するとトイレトレーニングにも時間がかかってしまいますので、排泄を失敗した場合はあくまでも怒らず相手にしない、喜ばせない事を心がけましょう。
興味本位
子犬期におしっこに対して興味がある場合は、口に入れて確かめようとします。
放っておくと成犬になってもその癖が残ってしまいますので、おしっこを舐めようとしている現場を見かけたらすぐにやめさせましょう。
排泄をしたらすぐに片付けるよう心がける事が予防になります。
この場合ウンチに対しても同じように興味を持っている事が多いため、食糞にも注意が必要です。
他の犬のおしっこを舐める
一番注意が必要なのは、自分以外のおしっこを舐める事です。
散歩中、他の犬のおしっこのにおいをしつこく嗅いでいると思ったら舐めていたという事はありませんか?
他の犬の排泄物にはどんな細菌が含まれているかわかりません。
絶対にやめさせましょう。
一番多いケースは雄犬が雌犬のおしっこを舐める行為です。
これは雌犬が発情期を迎えるとおしっこにフェロモンの成分が含まれるためで、雄犬はおしっこを舐める事で交配に適した時期を確かめていると言われています。
舐めた雄犬は興奮してヨダレを垂らしたり、泡を吹いたりします。
こちらは生殖本能に基づいた行動であるため、未去勢の犬に対して興味を失くさせる事はできません。
しかし、おしっこを介して感染する病気も多いため、散歩中にこのような行動を取ろうとした場合はすぐにその場を離れましょう。
繁殖を考えていないのであれば避妊手術を行うのも方法のひとつです。

By: William Warby
まとめ
おしっこを舐める行動自体は病気ではありません。
しかし、他の犬のおしっこを舐める事で新たな病気に感染してしまう可能性があるため、止めさせるべき行動です。
気付いたら舐めていた、というタイミングでしつけを行っても意味はありません。
日頃から愛犬の行動をできるだけチェックして、未然に防止できるよう心がけましょう。