愛犬がドッグランに行くと、怖がる理由は心理的に問題があるかも!?
ドッグランは犬にとって思う存分走り回る事ができるリフレッシュの場です。
本来楽しいはずのドッグランで何かに怯えているのならば、取り除いてあげなければなりません。
何故怯えているのか、原因と対策について考えてみましょう。
知らない人が怖い
怖い理由
ドッグランには知らない犬や、その飼い主さんがたくさんいます。
犬見知り、人見知りのある犬はそういった場所で過ごす事をストレスと感じ、怯える仕草を見せる事があります。
人間でも人見知りの人はいますし、慣れない場所では緊張するのが普通ですから無理はありません。
これは、小さい時の社会化不足で初対面の人や犬との関わり方がわからないまま成犬になってしまった事が原因である場合が多いです。
対策
しばらく通ううちに他の犬と仲良くなり一緒に遊べるようになる場合もありますが、無理強いすると犬見知りが悪化してしまう可能性があります。
まずは散歩の時など、ドッグラン以外の場所で知らない人に触ってもらったり、知らない犬と会わせたりして慣らしていきましょう。
そうして人慣れ、犬慣れが充分にできたらもう一度ドッグランへ行ってみます。
連れて行く際はなるべく混み合っていない時間を選びましょう。
はじめはリードをつけて、飼い主さんの近くで過ごすようにします。
ランの中で過ごす事に抵抗がなくなってきたら、徐々に他の人に触ってもらったり、リードを外して犬自身が行きたい場所へ行けるようにします。
自分から他の犬に寄って行けるようになればもう心配ないでしょう。
ドッグランに対してのトラウマ
トラウマのきっかけ
過去にドッグランで嫌な思いをした事がトラウマとなってしまい、ドッグラン自体を嫌がる場合があります。
相手は遊びのつもりでも、大きな犬に追いかけられたり噛まれたりした事でトラウマになってしまいドッグランへ行けなくなった例は実は少なくありません。
最近のドッグランは小型犬エリアと大型犬エリアが分かれている場合が多いためトラブルは減ってきています。
しかし、大きさが同じくらいの犬でも遊びの加減がわからず歯を当ててしまったり、遊びがエスカレートして喧嘩になると怪我は免れません。
トラウマを放っておくと犬自体が嫌いになってしまい、犬を怖がったり逆に攻撃的になってしまう可能性もあるのです。
対策
一度トラウマになってしまった場合は、ドッグランを楽しい場所と思い直してもらう必要があります。
嫌がるからと避けていると、トラウマはいつまでも心の中に残ってしまいます。
その後、同じ場所で楽しい思い出がたくさん出来れば、徐々に克服できるでしょう。
トラウマを避けるためと言っても、犬同士の遊び自体を制限する事は好ましくありません。
遊びがエスカレートして唸り声をあげるようになってきたら飼い主さんが止めに入るようにしましょう。
また、仲良く遊べる犬ばかりがドッグランに来ているわけではありません。
元々攻撃的な性格の犬は本来連れて来るべきではありませんが、時には鉢合わせてしまう事もあるでしょう。
どんな犬が来ているか、ランに入る前に飼い主さんの目で確認する事でもトラブルの防止に繋がります。

By: Michael Gil
まとめ
シャイな犬や神経質な犬はドッグランを好まない場合もあります。
楽しく遊んでいる子が羨ましく感じるかもしれませんが、性格の違いも愛すべき大切な個性のひとつです。
どうやったら楽しんでもらえるだろう?喜んでもらえるだろう?といろいろ試行錯誤しながら、時間をかけて慣らしていってあげて下さいね。