犬用歯磨きガムの選び方を知って、愛犬の歯を守ろう!
皆さん、愛犬の口腔ケアはどのように行っていますか?
こまめに歯磨きをしたくても、嫌がってさせてくれない…と、手軽に手に入る歯磨きガムを与えている飼い主さんも多いのではないのでしょうか。
歯磨きガムにはどのような効果があるのか、また危険性などを詳しくまとめてみました。
歯磨きガムとは
一言で歯磨きガムと言っても、色々な種類があります。
噛む事で歯垢・歯石を除去し、歯の健康を維持するために与えるものという事は共通していますが、素材や味、固さなどは商品によって大きく違います。
ペットショップで見かける歯磨きガムは主に牛皮を使用したものが多く、まず一番に想像されるであろう骨の形をしたガムも、牛皮を結んで骨に見立てたものです。
味は、ミルク風味を付けているものやササミを巻いてジャーキー状にしているものが多く、形も様々です。
また、近年増えているのは、小麦粉や米粉を使用したガムです。
牛皮を使用した商品と比べて柔らかく弾力があるのが特徴です。
ミルク味やフルーツの風味を付けているものや、フードに近い味のものもあります。
このように様々な商品が販売されているため、愛犬に合った商品を選ぶ事が何より大切です。
口に入れるものですから、是非慎重に選んであげましょう。
歯磨きガムの効果
歯磨きガムを与える一番の目的は、やはり歯垢・歯石の除去ではないでしょうか。
歯垢の軽減は柔らかめのガムでも効果を発揮しますが、歯石化したものは少々では除去出来ません。少し固めのガムで歯石をそぎ落とすように噛ませるようにしましょう。
牛皮を使用したガムは非常に固く、その固さが歯石の除去、予防に良いとされています。
そして、噛んでいる内にふやけて粘着性が増し、それにより歯垢を絡め取る事が出来るという商品です。
一方小麦粉や米粉を使用したガムは、牛皮を使用したものよりは噛み切りやすく、固めのものから曲げても元に戻るくらい弾力のある商品まで様々です。
ギザギザとした形状のものが多く、これは噛むことで溝に歯垢が入り込むよう計算されています。
また、これは人間にも共通していますが、口の中を清潔に保つ上で唾液はとても重要な役割を持っています。
唾液には抗菌作用があり、新鮮な唾液が分泌される事により口の中が洗浄され、口臭の軽減に繋がります。
つまり、歯磨きガムを噛んで唾液の分泌を促進する事により、口臭予防にもなるという事なんです。
誤飲の可能性
歯磨きガムを与える上で最も気をつけなければいけないのが誤飲です。
ケージの中に歯磨きガムを入れて目を離し、噛んでいる内に小さくなったガムを誤飲してしまったという話はよく聞きます。
ガムは最後まで与えずに、ある程度小さくなったら回収してしまいましょう。
また、小さいガムだと飲み込む可能性が高いため犬の体に対して、少し大きめのガムを与える飼い主さんも多いですが、その場合一日に与える基準の量を超えてしまう可能性があるため注意が必要です。
商品のパッケージに基準量が記載されているので、必ずチェックしましょう。 一番安全なのは人間が手に持って与える事です。
歯石の溜まりやすい奥歯で噛むよう、人間の手で誘導する事もできます。 愛犬とのコミュニケーションにもなりますのでお勧めです。

By: Steven Depolo
まとめ
汚れた歯を放っておくと歯周病を発症する可能性が高く、時には命に関わる事態にもなり得る可能性があります。
日頃のケアを怠らず、愛犬の健康を第一に考えてあげましょう。