春先になると目がかゆい!涙が止まらない!そんな症状がでる人がたくさんいますよね。
スギ花粉やヒノキ花粉のアレルギー症状が目に現れるひとはたくさんいます。なんと犬のアレルギー症状も目に現れるんです!
症状は人と同じ?
犬の目に現れるアレルギー症状はひとと同じものが多いです。かゆみや充血、涙が多くなったり黄色い目やにが出るようになります。
人でも我慢できない目のかゆみ。愛犬に、我慢しろ!なんていうのは不可能ですよね。 つらい目の症状治療にはどのような方法があるのでしょうか。
治療はやっぱり目薬!
目のアレルギー症状の治療にはやっぱり目薬が第一選択です。かゆみや赤みが酷い場合にはステロイド成分の入った目薬や抗生剤の目薬が効果的です。
目薬をお家でさすのを嫌がる犬も多いので、飼い主さんの根気や努力も必要ですよ! 目薬をさすコツとしては、犬の後ろ側(頭側)から目薬を近づけることです。前側(鼻先側)から目薬を近づけると、怖がったり嫌がる犬が多いです。
お家で一人で目薬をさすのはなかなか大変です。家族で協力して点眼してあげましょう!点眼がどうしても難しい場合はまぶたに塗る軟膏もあるようです。
かゆみが酷く目薬では追いつかない場合には、ステロイドの注射や飲み薬でかゆみをいったん抑えてあげる必要もありますので、ひどい時には獣医さんに相談してみましょう!
目の症状で特に気をつけたいこと
もしも犬が目を酷くかゆがって、目がしょぼついている場合は注意が必要です。
目をかいたときに爪や毛で目の表面を傷つけてしまい、角膜潰瘍や角膜びらん(角膜がはがれている状態)になっているかもしれません。
角膜潰瘍や角膜びらんになってしまうと、アレルギーの治療よりも傷の治療のほうが優先されますので、傷の治りを遅くしてしまうステロイドの点眼やお薬は使えません。
表面を保護する目薬や抗生剤の目薬を使ったり、エリザベスカラーをして目をかかないようにする必要があります。
目の傷を放っておくと、目の表面が白くなったり赤くなったりしたまま元に戻らなくなることや、傷が深くなり角膜の奥のデスメ膜という部分が外に飛び出してきてしまう角膜穿孔(せんこう)になってしまう場合がありますので注意が必要です。

By: rosco92
まとめ
ひとと同じく犬でも眼のかゆみはつらいものです。かゆみが酷すぎて食欲が落ちてしまう犬もいるようです。
犬はかゆみを我慢できません。目をかいてても強く怒らず、エリザベスカラーやアニマルネッカーを使って、かかせない様にしましょう!
あまりにも症状が酷い場合は根本的なアレルギーの治療をしてあげることも必要です。