犬の寿命は平均どのくらい? 犬種によって異なる?
生き物を飼育する上で、いつか必ずやってくる別れ。
医療の発達や栄養面の充実、そして愛犬と長く一緒にいたいという飼い主さんの健康への配慮により犬の寿命はどんどん延びています。
現在、犬の寿命は何歳くらいなのでしょうか?
犬種による寿命の違い
個体差はありますが、平均値で比べると小型犬より大型犬の寿命の方が短いとされています。
小型犬の人気犬種であるトイプードルやミニチュアダックスフンドの寿命は平均13~14歳です。
これに比べ、大型犬の人気犬種であるゴールデンレトリバーやラブラドールレトリバーの平均寿命は9~10歳前後と小型犬より短めです。
これは体が大きい分内臓への負担が大きく、老化のスピードが早いためです。
更に大型のセントバーナード、バーニーズマウンテンドッグなどはその負担も更に大きくなるため、平均寿命は7~8歳と言われています。
雑種の寿命は長い?
昔からよく「雑種の方が長生きする」と言われています。
これは純血種には犬種特有の病気や遺伝しやすい疾患があるため、雑種の方がそのような病気のリスクが少ないと考えられているからです。
どのような犬種の血を引いているかにもより、日本犬は寿命が長いと言われているため日本犬の血を引いた雑種は長寿になる傾向があります。
しかし、こちらも近年の医療の発達で純血種の寿命もどんどん長くなっており、大きな差はなくなってきています。
ちなみに2010年12月に世界最長寿犬として、ギネスに載った日本のプースケという犬は雑種でした。
長寿犬を目指そう
昔と比べ長寿犬が増えている一番の理由は病気の早期発見です。
室内飼育の犬が増え、飼い主さんが愛犬の変化に素早く気付く事ができるようになり、早期治療が出来るようになりました。
飼い主さんの日々の健康管理が長生きに繋がっていると言えるでしょう。
病気の早期発見のためには毎日愛犬と触れ合い、小さな変化に気付いてあげましょう。
若いうちから愛犬としっかりと触れ合うことで、病気や老化のサインを発見する事ができます。
また、若いうちから定期的な健康診断を行う事も大切です。
見た目では気付く事のできない内臓の不調を発見でき、大きな病気を未然に防ぐ事にも繋がります。
このようなケアをしっかりと行う飼い主さんが増えた事により、平均寿命を大きく超える長寿犬がどんどん増えています。
まとめ
最近では15歳を超える大型犬もたくさん見かけるようになりました。
平均寿命は犬種や大きさで多少の差はありますが、近年の長寿犬の増加でその差はほとんどなくなってきています。
愛犬と過ごす時間は限られたものです。
少しでもその時間を長く、また健康に保ってあげるためには、飼い主さんのケアが最重要です。