季節の変わり目、特に春先や梅雨時はお家のワンちゃんの耳の臭いや汚れが気になる!という飼い主さんは少なくないのではないでしょうか。
人とは違い、全身に毛が生えていたり、耳が垂おれている犬は、気温が上がると耳の中が蒸れて環境が悪くなり、悪臭がしたり耳垢が出てきたりします。
そんな時、お家でも犬の耳掃除をしてもいいのでしょうか?
特に初めて犬を飼われる方は、飼い犬の耳を触るのを怖いと感じる方もいらっしゃいますよね。お家での耳のケアの方法や注意点をまとめてみました。
犬の耳の構造を知る
まずは、犬の耳の構造をしっかり知ることが大切です。 人の耳とは違い、犬の耳は耳道(じどう)が中でほぼ垂直に曲がっています。
この構造のおかげで、水やゴミ、汚れが内耳や鼓膜まで届きにくくなっているんですね!
お家での耳掃除はどこまでやっていいのか
さて、この犬の耳の構造を見ていただければお分かりかと思いますが、耳動が中で曲がっているので、綿棒で犬の耳掃除をしていて鼓膜をつくという事はまずありません。
なので、お家で目に見えている表面の汚れをぬぐってあげる程度の耳掃除では、鼓膜を傷つけちゃうかもと怖がる必要はありません。 ただし!こすりすぎないように注意が必要です。
犬の皮膚は人の赤ちゃん程の薄さしかないといわれています。汚れが気になって、ついつい強くこすりたくなりますが、それが原因で耳の皮膚を傷つけてしまうことがあります。
また、綿棒を押し込むことで耳垢を余計に奥に押し込んでしまうこともあります。
耳掃除の頻度は?
可愛い飼い犬のために、毎日耳掃除をしてあげたい飼い主さんもいらっしゃるでしょう。
しかし、それは耳の皮膚の負担になり、反って耳の環境を悪化させる原因になりかねません。どうしても毎日したい方はコットンやティッシュで表面を優しく拭く程度にしましょう。
耳のケアをプロに任せた方がいい場合
飼い犬の耳を見て、汚れが酷いときや強い痒みや痛みがある場合はお家では触らず、早めに動物病院で獣医さんに診てもらいましょう。
耳の中までチェックして、お家では届かない耳道の奥まで掃除してくれます。また、お家での耳掃除を嫌がる場合も獣医さんかペットトリマーさんにお任せしましょう!
嫌がる犬に無理に耳掃除をしようとして耳の中を傷つけたり、飼い主さんとの信頼関係にヒビが入ったりしたら大変です!
最後に
以上お家での犬の耳のケアの方法、注意点をまとめましたが、子犬の頃から少しずつ耳掃除に慣らしていって、耳を触られるのが大好きな犬にしてあげるというのがお家でできる一番の耳のケアだと思います。
なかなか難しい事ですが、耳掃除も飼い犬とのコミュニケーションの一つです!優しく丁寧にしてあげましょう。嫌がる場合は無理をせずですよ!