猫のしっぽは猫のきもちをとてもよくあらわしています。リラックスしているときはだらりとたれていたり、怖いときはお腹にしっぽを巻きこんだり。そんな猫のしっぽでよく見られるのは、しっぽを左右にぱたぱた振っている様子です。激しくぱたぱたさせていたり、ゆっくりゆらゆら揺れていたり、猫がしっぽを左右に揺らすときの猫の気持ちはどんなものでしょうか?
左右に激しくぱたぱたさせているとき
このように猫がしっぽを左右に早く大きくぱたぱた振っているときは、イライラしたり怒っていたり、機嫌が悪いときです。顔の表情もなんとなく目がつりあがり、不機嫌な様子が見て取れます。
猫のしっぽがこの状態の時は触ったりかまったりせずに気持ちが落ち着くまで様子を見ましょう。触ると猫が咬んでしまったりして危険です。とても敏感になっているので、猫の前を横切るだけで「シャー!」と怒ったり、咬みにきたりすることもあります。
左右にゆっくりゆらゆら揺れているとき
猫のしっぽがゆっくりとゆらゆら左右にゆれているときは機嫌がいい状態です。リラックスしていたり、安心していたりする状態です。そのまま寝てしまう猫もいます。
他にも、窓の外をみながらゆらゆら揺らしていたかと思えば、ピタッと動きがとまり、しばらくするとまたゆらゆら揺れだすということもあります。これは、機嫌よく景色を見ているときに飛んでいる鳥や虫を見て、はっとしてどうするか考えていて、居なくなったのでまたゆっくり景色を見ているという状態のようです。
しっぽの先っぽだけがピクピク動いているとき
寝ている猫で、目を閉じているのにしっぽだけがピクピク左右に揺れていることがあります。寝ているときに飼い主に声をかけられたり、テレビの音が聞こえたりしたときに「起きるのは面倒くさいな」としっぽだけで返事をしているようです。
抱っこされたときのしっぽの揺れ方
猫は人に抱っこされているときはだいたいしっぽを揺らしています。しっぽをゆっくり揺らしているときはリラックスしているときで、抱っこされながら目を閉じて喉をごろごろ鳴らす猫もいます。反対に大きく早く揺らしているときはイライラしていたり、不満があるときなので猫を放してあげましょう。
最後に
猫のしっぽは猫の感情をとてもよく表現しています。同じ左右に揺れているのでも、速さや大きさでまったく意味が違いますので、普段からよく観察しましょう!