オス猫とメス猫では、外見的な違いはもちろん、性格的な違いもあると言われています。
今回は猫の性格について詳しくお教え致しますので、ぜひご家庭でチェックされてみてはいかがでしょうか。
オス猫の性格
甘えん坊
飼い主さんについて歩いたり、抱っこをねだったりと、こんな風に甘えん坊な性格になりやすいのではオス猫の方です。
特に去勢手術後は、より甘えん坊になると言われています。
いつでも傍にいて欲しい方は、オス猫を選んだ方がよいです。
食欲旺盛
メス猫よりもオス猫の方が食欲が旺盛で、食べることが大好きな子が多いのも特徴のひとつです。
また、ご飯にあまりこだわりがなく、なんでも食べてくれるのもオス猫の方だと言われています。
その結果、体つきががっちりし、肥満になりやすい傾向がありますので注意してあげましょう。
優しい
去勢したオスはケンカをすることもなくなり、気が優しくなります。
ですから、新しく子猫を迎えるときは、先住猫がメス猫よりもオス猫のほうが早く受け入れてくれる場合も多いです。
オス猫もなんらかの影響で母性に目覚めることがあり、子猫の面倒をよく見るようになるケースも少なくありません。
メス猫の性格
賢い
注意深く、オス猫よりもじっくり考えてから行動する傾向があるため、賢い子が多いです。
飼い主さんのマネをしてドアの開け方を覚えたりするのも、メス猫のほうが得意だと言われています。
ツンデレ気質
このようにマイペースで猫っぽい性格なのがメス猫の特徴。
甘えてきたかと思ったら、すぐにそっぽを向いてしまうなど、気分の変化が激しく、コロコロ感情が変わりやすい子も多いと言われています。
猫と適度な距離を保ちながら暮らしたい方にオススメです。
気が強い
一般的にはオス猫よりもメス猫の方が気が強いと言われています。
オス猫同士は最初に相性が悪くても、後々から仲良くなる場合もありますが、メス猫の場合、そうしたことは滅多にありません。
なので、メス猫同士を飼う方は最初の合わせ方が最も重要になってきますので、気を付けてあげましょう。
子猫のときから性格は決まっているの?
猫の性格形成には主に2つの要素があると言われています。
遺伝子的な要素
親の性格の一部を受け継いで生まれてきたり、親の教育によって性格が決まります。
例えば、親が野良猫の場合、子猫に真っ先に「人間は怖いものだ」と教えると、子猫は人間を敵だと思い、威嚇するようになります。
反対に親が家猫の場合、「人間は優しいものだ」と教えれば、子猫は人間に親しみの感情を持ちやすくなります。
経験によって決まる要素
受け継いで生まれてきた性格とは関係なく、猫が暮らしている中で学んだことが性格形成の要素になります。
例えば、家猫の親を持っていても、子猫だけ人間にいじめられたりして嫌な思いをすれば「人間不信」な子に育ちます。
これを利用して他の猫とたくさん遊ばせたり、飼い主さんがたくさん遊んであげることで、猫も社会性を学び、将来大きくなっても問題行動のない子に育ちやすくなります。
このように、大まかな性格は決まっていますが、飼い主さんの接し方によっても猫の性格は変化しますので、しっかりと可愛がりながら、しつけもちゃんとすることが大切です。
最後に
もちろん個体差がありますし、生後2ヶ月になる前から育てればメス猫でも甘えん坊な性格になる子もたくさんいます。
大まかな性格の差はありますが、「オス猫だから○○な性格に違いない!」と言うように枠に当てはめて考えすぎずに、柔軟に対応してあげることで猫の個性を伸ばすこともできます。
また、猫は賢いので甘やかしてばかりいると、飼い主さんの言うことを聞かない子になってしまいます。
しっかりとしつけをすることも飼い主として重要な務めですので、時には心を鬼にして猫の気持ちを考えたしつけをしてあげましょうね。