日々の忙しい生活に追われて愛猫と遊ぶ時間がなかなかとれない…。 そんな悩みを持った飼い主さんは多いと思います。
「猫同士で遊べたら、ストレス発散にもなるし仲間もできて楽しそう!」そんな風に思いますよね。
しかし、猫同士にも相性があるので要注意! 今回はそんな猫の相性について詳しく説明致しますね。
良くない相性とは?
同じ性別同士
メスはもともと気が強い子が多いので、メスとメスはケンカになりやすく、オスは去勢をしないと、なわばり争いが起きてしまうからです。 メス同士で気が合わない子は、オス以上に何十年も気が合わないことが多いようです。
大人同士
生後2ヶ月のごろになると、子猫は親猫や兄弟猫と遊びながら社会性を学びます。 それを利用してこの時期に子猫同士を遊ばせれば、大人になっても仲良しのままでいてくれることが多いです。
大人になると猫も柔軟性がなくなり、自分のなわばりにはいってくるものは「敵」とみなしてしまいます。
シニア猫と子猫
遊びたい子猫とじっとしていたいシニア猫だと、シニア猫が子猫に追い掛け回されてストレスを感じてしまう可能性が高いです。
また、「いきなり他の存在が増える」という環境の変化にもなかなか対応できず、強いストレスからご飯をたべなくなったり、病気になってしまうことも多いので要注意です。
うちの猫は大丈夫? ケンカとじゃれあいの見分け方
猫のじゃれあいは人間から見ると、とても激しいもので心配になることも多いと思います。
見分けもなかなか難しく、判断がつきにくい場合もありますよね。 ここで、ケンカとじゃれあいを見分けるポイントを紹介します。
一方的に追いかけまわしていないか
猫同士が追いかけっこをしているときに、毎回同じ猫ばかりが追い掛け回しているようであれば注意が必要です。
追いかけられている方が立場の弱い猫ということになるので、そちらの猫を気にかけて助けてあげる必要があります。
追いかける役と追いかけられる役が交代しているようであれば、ケンカでなく対等な立場間での遊びなので大丈夫です。
攻撃する前に唸り声や威嚇をしていないか
猫は本来争い事が嫌いな動物なので、攻撃をする前に威嚇をすることで「近寄らないで!」という意思表示をするからです。
猫パンチをする前に「ウー!」という唸り声や、「シャー!」という威嚇をしていればまだ相手の事を敵だとみなしていることが多いです。
羽交い絞めをしていないか
子猫を新しく迎えたときに、先住猫が羽交い絞めをすることがあると思います。
その時、子猫に逃げる間も与えないほど、執拗に羽交い絞めをしている場合は相手の存在を認めていない証ですので、注意が必要です。
猫の相性は良くなるの?
猫は初対面の印象が大切なので、初めの対面のさせ方を失敗すると大きくなっても仲が悪いことが多いです。
大人になってから、相手の印象をいいものに変えるのは時間と根気が必要です。
例えば、一緒にいるときに大好物のものをあげたり、一緒に遊ばせたりして、お互いの印象をいいものに変えていくことが大切です。
最後に
そうはいっても個体差もありますので、相性が悪い組み合わせでも仲良くなるケースもあります。
また、猫の世界では顔が大きい=怖い存在だと思われるので長毛種の子は顔が大きく見え、他の猫に受け入れられにくい傾向があるので要注意です。
愛猫の様子をしっかり観察して、素敵な多頭飼いライフを送ってみてはいかがでしょうか?