自分の留守中に安全面を考えて、ケージの中で猫に留守番をさせたいという飼い主さんもいると思います。
しかし、ストレスの事などを考えたら心配で、実行できない…。 今回はそんな飼い主さんにケージでの留守番についてメリットとデメリットを詳しくお教えいたしますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
そもそもケージでの留守番はありなの?
成猫になると、体も大きくなりストレスがたまりますのであまりオススメできません。
どうしてもさせたいのであれば、3段タイプの縦に大きめなケージを用意してください。 それくらいの大きさであれば、半日ほどの留守番は大丈夫です。
子猫の場合
反対に子猫の場合はケージの中で留守番をさせたほうがいい場合もあります。
生後2.5ヶ月までの子猫は好奇心旺盛で、なんでも遊んだり、噛んだりします。 まだ、危険なものが分からないため、異物を誤飲したり、コード類などを噛んだりして体に害がでる場合があります。
なので、まだ小さい子猫のうちはケージ内で留守番をさせたほうが安全なのです。
このようにケージの中でも遊べるようにおもちゃを入れておいてあげるとよいです。
ケージでの留守番のメリットは?
- 危険なものから猫を守れる。
- 相性の悪い多頭飼いでも、安心して留守でさせられる。
ケージでの留守番のデメリットは?
- 成猫だと特にストレスが溜まりやすい。猫は広さより高さを重視するタイプですが、走り回るのが好きな若い猫は狭いケージの中がストレスになりがちです。
- 温度に対応して移動できない。夏であれば、エアコンで寒くなっても温かい場所に移動できませんし、冬は寒くても毛布の中に入って温まれないなど、自分の好きなように温度を管理することができないので風邪をひいてしまうことがあります。
夏のケージの留守番で気を付けること
ケージで留守番をさせるときは風通しのよい場所にケージを置くか、エアコンをかけて熱中症対策を必ずしましょう。
また、その際にも猫が寒くなりすぎないようにエアコンを29度~30度くらいの除湿に設定するか、猫がさむくなったらもぐれる毛布なども用意しておくとよいです。 また、脱水もしないように飲み水も多めにおきましょう。
帰宅後は思いっきりかわいがってあげましょう
ケージでの留守番は半日ほどにしておいたほうがストレスが溜まりすぎません。 帰宅後はケージからすぐ出しあげて、たっぷり遊んであげるようにしましょう。
こうすることで猫は「少しの間我慢すれば出してもらえて、遊んでもらえる!」と学習し、ケージの中でいい子で待てるようにもなります。
ケージは猫のしつけもできる
子猫のうちからケージになれさせることは、猫のしつけにもなります。
人が手が離せない時や家事や窓を開けているときなどの危険な場面でもケージでいい子で待てるようになることは人にとっても助かることです。
ケージに慣らす際は初めはケージの扉をあけっぱなしにしておいて、その中にご飯を置ケージの中は怖くない場所だということを教えます。 慣れてきたら少しずつケージを閉める時間を長くしてきましょう。
しかし、ストレスの感じ方には個体差がありますので、粗相をしたなどの問題行動をするようになればケージを使用することを検討しなおしたほうがよいです。
猫の心を第一に考えながら、留守中でも人も猫も同じように安心できる空間をつくっていきましょうね。