ちょっとした遠出や緊急時など、猫とドライブができれば便利ですよね。
でも、慣れない環境は猫にとって大きなストレスになります。
はたして猫とのドライブはあきらめるしかないのか? 何かいい方法はないのか? 調べてみました!
猫は車が苦手
車酔い・大きなエンジン音・振動・車内の臭いなど、車は猫にとって苦手な要素がそろっています。
好奇心旺盛な猫ならまだしも、神経質で臆病な猫からすればドライブなんて拷問のようなもの。
なかにはストレスで下痢をしたり、パニックで暴れてしまう子も……。
どうしても猫とドライブをしたいなら、猫のストレスを少しでも減らす必要があります。
猫のためにできること
猫の食事は出発の2~3時間前までにすませる
出発直前に食事を与えると、車内で吐いてしまうことがあります。 直前の食事は避けて、猫の胃が落ち着いてから出発してください。
また、水は出発の1時間ほど前までに飲ませましょう。
キャリーバッグにタオルをかける
猫は暗くて狭い場所を好みます。 猫が少しでも落ち着けるように、タオルをかけて暗室を作ってあげるといいでしょう。
キャリーバッグは直射日光を避けて風通しのいい場所に置いてくださいね。
車内の気温は20~24度をキープ
真夏などの気温の高い日には特に注意が必要です。 キャリーバッグの中にタオルでまいた保冷剤を入れてあげましょう。
また、冬でも油断は禁物。閉め切った車内は思いがけず気温が上昇します。 猫にとっての快適な温度を保てているか、常に気を配ってください。
乱暴な運転はしない
車の揺れは猫にとって恐怖以外のなにものでもありません。
カーブ、坂道、舗装されていない道……難しいことも多いですが、 いつも以上になめらかな運転を心がけるようにしましょう。
マメな休憩と換気を
出発したら1~2時間に一回は休憩をはさんで、人も猫も気分転換をするようにしましょう。
猫には紙皿やスポイトを使って水を飲ませてあげましょう。 さらに車内の換気も忘れずに。
可能であれば運転中も窓を細めに開けて、常にクリーンな空気を保ってください。
車酔いをする猫には
体質的に車に酔う子であれば、残念ですがドライブはあきらめた方が猫のためです。 ただ、やむにやまれぬ事情でどうしても車移動が必要……なんてこともありますよね。
そんなときには事前に獣医さんに相談してください。動物用の酔い止めや鎮静剤を処方してくれます。
最後に
例にもれず、車が大の苦手だった我が家の箱入り猫。
なるべく猫同行のドライブは避けていましたが、「どうしても車移動が必要」ということが何回かありました。
そんなときは家族に運転を任せ、私はキャリーバッグにぴったり寄り添い「大丈夫だよ~ここにいるよ~」と声をかけることに専念。
指をキャリーバッグの中にさし入れて、指先のにおいをかがせたり猫のおでこを撫でたりも。
車内の環境を整えるだけでなく、怯える猫の不安な気持ちへのフォローも忘れないようにしましょうね。