猫のおならを聞いたことのある飼い主さんはいるでしょうか。 イメージしにくいかもしれませんが、猫もたま~におならをしているんですよ。
ひとくちにおならといっても、音や匂いがあったりなかったり、ときには病気の兆候だったりすることもあります。
今回はそんな猫のおならについてご紹介します。
猫のおならは目立たない
おならは、食事の際に飲み込んだ空気や、消化しきれなかった食べ物の残りカスを分解する際に生じるガスが体外に排出される現象です。
ご存知のとおり、動物であればありえる生理現象のひとつで、回数は少ないものの猫もおならをしています。
猫のおならは「ぷすー…」という、いわゆるすかしっ屁が多いため、ほとんどの飼い主さんは猫のおならに気付きません。
中にはあきらかにニオイがしたり、人の耳にも聴こえるくらいの音を伴うおならをすることもあるので、そのときは私たち人間でも気が付きます。
フードやストレスが原因かも
いくら生理現象とはいえ、あまりにおならの回数が多いとそれは心配ですよね。
もし、猫のおならが臭いなら、フードやストレスが原因かもしれません。
人間でも同じですが、体質と食事が合わなかったり、精神的な負担があったりすると胃腸に影響が起きやすいものです。
特にフードは体質に合わないと消化不良を起こすので、胃腸にやさしいタイプのフードに切り替えることをおすすめします。
「そういえば最近フードを変えたばかりだった」とか、「最近遊んであげてないから運動不足かも」など、心当たりがあれば改善に取り組んでみましょう。
おならには病気のてがかりも
ちょっとおならの回数が多いなと感じる程度なら、先に述べたようにフードや環境を変えることで改善できるかもしれません。
でも、一日に何回もおならをするだけでなく、下痢や嘔吐、腹部がパンパンに張っているなどの様子が見られたら警戒が必要です。
小腸性下痢症や寄生虫症、食物アレルギーに膵外分泌不全症など、徹底した食事管理と長期の治療が必要になる病気にかかっている恐れがあります。
杞憂になることを願いながら、念のため早急に獣医師に診てもらいましょう。
最後に
そういえば私の飼っていた猫は、おトイレのついでに「ぷすぅぅ~~~」と気の抜けたおならを出していました。
といっても年に1~2回遭遇できるかどうか、というレアなイベント(?)でしたが……。
いつもはツンとすましている猫たちが、さりげなーくおならをしていると思うとつい笑っちゃいそうですね。
でも、猫のおならに遭遇しても、彼らのプライドを傷つけないようにこちらも聞かなかったふりをしましょう。
うっかり笑おうものなら、猫パンチで逆襲をくらうかもしれません!