大切な家族の一員だからこそ、気になる「寿命」。 愛猫には1日でも長生きしほしいと誰しもが願うものですよね。
今回は猫の寿命に関して詳しくまとめましたので、これから猫を飼おうと思っている方もぜひ参考にしてみてくださいね。
平均的な寿命はどれくらいなの?
猫の平均寿命はここ数年でだんだん伸びてきています。 それは、完全室内飼いの猫が増えてきたからだと言われています。
完全室内飼いの猫の平均寿命は14~16歳と言われています。 外に出入り自由な猫はそれよりも少し低い12~14歳程度です。
外に出るとケンカをしたり、事故にあったりするので、平均寿命が下がります。 ちなみに、野良猫の平均寿命は約3~5年です。
野良猫は飢えや寒さが原因で長く生きれない場合がほとんどです。
多くの野良猫は、子猫のうちに死んでしまいます。 これを見ると、どれだけ飼い猫が長生きできているかが一目瞭然ですね。
寿命は性別で違いはあるの?
一般的にメスのほうが体が丈夫で長生きできます。 オスは縄張り争いでケンカをしたり、去勢後や年を取った時に泌尿器系の病気にかかりやすいので寿命が低くなってしまいます。
血統書つきよりも雑種のほうが長生きしてくれる!
ペットショップなどで売られている血統書つきよりも、雑種のほうが体が丈夫で長生きしてくれる傾向があります。
血統書の猫で身体が弱くなる原因のひとつが、血が濃い場合です。
例えば、親子同士や兄弟同士などの近い間柄で繁殖したときは、血が濃くなってしまいます。
品種によっても、スコティッシュフォールドの折れ耳の子は骨の病気になりやすかったり、ペルシャは目や鼻の病気になりやすいといった特徴がみられます。
血統書つきの子を飼う場合は、信頼のできるお店やブリーダーさんから購入してくださいね。
その点、雑種は遺伝性の病気になりにくいので、寿命が長くなります。
長生きしてもらうためのコツは?
栄養を考えた食事を与える
安いからといって、安価なドライフードだけを与え続けると体を壊してしまう場合があります。
年齢や性別、病状にあったプレミアムフードで体の中からサポ―トしてあげることも大事です。
定期的な健康診断
猫は病気や痛みを隠してしまいがちな動物です。 飼い主さんが気づいたときには、病状がだいぶ進んでしまっている場合がほとんどです。
ちょっとした異常を見逃さないためにも、年に1回ほどの定期的な健康診断をオススメします。
人間の食べ物を与えない
基本的に人間の食べ物は猫の体にとってはよくないことが多いです。 可愛い顔で甘えられると、決心が揺らぎますが健康な体を守るためにも特に味付けがしてあるものは絶対に与えないようにしてください。
また、猫が食べると害になるものもたくさんあるので要注意です。
ストレスを溜めさせない
強いストレスを感じると、猫でもうつ状態になることがありますし、飼い主さんを困らせるような問題行動をしてしまうこともあります。
環境の変化などのストレスの溜まりそうなときは、猫が落ち着いて今までと同じ生活ができるように飼い主さんがサポートしてあげることが大事です。
まとめ
子猫のときの体調は、大人になってからもひびいてくる場合があります。 例えば、子猫時代に猫風邪を完全に治さなかった場合、大人になってからも慢性鼻炎などの症状で苦しまなければなりません。
結膜炎を完治させなかった場合、大きくなっても体調が悪いときに結膜炎の症状が出やすくなります。
小さなころのからの日々の積み重ねが、後々、愛猫の寿命のかかわってきます。 猫の寿命を延ばすカギは普段の生活の中にあります。
飼い主さんが意識することで長生きにつながることもありますので、いろんな知識を身につけながら健康を守っていきましょうね。