前足の爪切りはするけれど、後ろ足もお手入れしたほうがいいのかわからない。
そんな疑問を解決するために、今回は後ろ足の役目についての説明も交えながら、後ろ足の爪切りについてお教えいたしますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
猫の爪は前足と後ろ足では役割が違う!
前足の爪は獲物をがっちり捕まえて離さないというハンターの役目をしています。
対して、後ろ足は猫自身がジャンプをするときや着地をするときに体の重心を支えれるようにふんばったり、走るときに勢いをつけること役立ちます。
使い方も違うので、前足と後ろ脚では肉球(指)の数が違ってくるので、当然爪の数もそれに伴って違ってきます。
前足の爪は10本あるのに対して、後ろ足の爪は8本しかないのも猫の特徴のひとつです。
後ろ足の爪切りは必要なの?
お外に自由に出れる子は木登りができなくなるので、切らなくてもよいです。
完全室内飼いの子の場合は、前足の爪と同様に引っかかって怪我をしてしまう可能性があるので切ったほうがいいです。
基本的に後ろ足の爪は、グルーミングをしながら猫が自分で噛んでお手入れをしていますが、それではやはり不十分ですので飼い主さんがお手入れをしてあげましょう。
また遊びモードの猫は、このようによく「けりけり」をしてくることがありますよね。
爪が伸びていると、その時に飼い主さんも怪我をしてしまう可能性があるのでしっかり爪切りをしておくことをオススメします。
どのくらいの頻度で切ればいいの?
後ろ足の爪は前足の爪のように尖っていないので、前足ほど頻繁に切る必要なありません。
また、伸びるスピードも前足より遅いので2~3ヶ月に一度くらいの頻度で切ればOKです。
その際、前足よりもピンク色の血管までの距離が短いので先をほんの少し切るだけで十分ですので、切りすぎないように注意してくださいね。
後ろ足の爪切りのコツは?
前足よりも余計に嫌がられる後ろ足の爪切り。 「うまくできるコツはないの?」と頭を抱えている飼い主さんも多いのではないでしょうか? ここで後ろ脚の爪をうまく切るためのポイントをいくつかご紹介いたします。
仰向けにしない
猫は仰向けにされるのを嫌がります。 なぜなら、猫の体は円柱のようになっているので仰向けは体勢をキープしにくいからです。
また、動物にとってお腹は最大の弱点なのであまり見せたくないものだからです。 仰向けにするだけで嫌がって逃げてしまう子も多いので、注意してくださいね。
寝ている隙を狙う
寝ているときならば体制が横向きになっていることが多いので切りやすいです。 爪切りの道具を見せただけで逃げてしまうような子にも効果があります。
タオルで包む
バスタオルなどの大きめのタオルで猫を包むと大人しくなる子が多いので、爪切りがしやすくなります。 猫の動きを抑え込むことで暴れさせないようにできるのも助かりますよね。
後ろの爪は様子を見ながら切ろう
後ろ足の爪は先っぽを少し切るだけでいいので、前足の爪よりもかかる時間が短くてすみます。
いつも前足のお手入れのついでに切っていた方も、後ろ足の爪の伸び具合を気にかけることで愛猫の爪切りの頻度を把握することでお世話もしやすくなりますよ。
お世話をしっかりすることで、より絆も深まり、深い信頼関係を築くことができますよ。