湿った鼻は猫の健康状態がよいという目印にもなります。
そんな鼻に黒い点ができて、病気でないか心配だと思っている飼い主さんも多いのではないでしょうか。
今回は猫の鼻にできる黒い点について詳しくお教え致しますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
鼻にできる黒い点の正体はなに?
色素沈着
鼻の頭に黒い点ができている場合は、色素沈着の可能性が高いです。
茶トラ系の猫ができることが多く、鼻の頭だけでなく、目のふちや口の中、唇などにも黒い斑点がみられるようになることも多いです。
年を取ってからでるというわけでもなく、生後1~2年という早い時期で出る子もいるのが特徴です。
汚れ
鼻のふちや鼻の頭が汚れているときは汚れである可能性もあります。
少し拭いただけでは取れないため、飼い主さんが汚れだと思いにくいのも特徴です。
それほど頑固な汚れなので、こまめに水を含ませたティッシュで拭いてあげることが大切です。
いきなり汚れが取れることはありませんが、毎日根気よく拭き続ければ次第に黒い汚れが薄くなっていく場合が多いです。
食事などを食べるときにも鼻が汚れる原因となるので、エサ皿をこまめに洗って清潔に保っておくことも大切なポイントです。
扁平上皮がん
鼻にできものができて、それが大きくなっていくようならば扁平上皮がんの可能性があります。
扁平上皮がんは鼻の他に、口やまぶたなどにも症状が現れます。
鼻にできた場合は、できものができるほかに鼻血や鼻水、くしゃみといった症状もみられます。
できものは初めはかさぶたのようなものですが、次第に膿んだようなぐしゅぐじゅとしたものになっていくのも特徴です。
8~12歳ほどのシニア猫が発症しやすく、中でも白っぽい猫が長時間紫外線にさらされた場合に発症することが多いといわれています。
治療法として、抗がん剤治療や手術などがあります。
しかし、抗がん剤治療は人間同様に猫に強い負担とストレスを与えます。
また、仮に外科手術でガンを切除しても転移する可能性が高く、1年以上生きられる可能性は10%にもみたないのが現状です。
まとめ
猫の鼻の黒い点は、汚れであることがおおいですがまれに恐ろしい病気が隠れている可能性があります。
点が大きくなったり、盛り上がってくるようならすぐに病院で獣医さんに相談することが大切です。
ガンの場合は早期発見が大切になってきますので、普段から飼い猫をマッサージして体にしこりがないかどうかをチェックするのもオススメです。