これから暑くなってくると冬に比べて猫はあまり食べなくなります。 ただの夏バテ?それとも病気?その見極めは難しいですよね。
今回は、猫の食欲不振を見極めるポイントをまとめてみましたので、ぜひ参考にしてみてはいかがでしょうか。
子猫の食欲不振はすぐ病院へ
時期関係なく、子猫が食欲不振の時はすぐに病院に連れて行ってください。 子猫は抵抗力が弱いので、1~2日食べないだけでも命に関わります。 また、自分で積極的に食べない時は強制給餌をしてあげましょう。
強制給餌のやり方:シリンジで行う場合
シリンジとは、針のない注射器のような形のものです。
ドライフードなどの固いものは芯がなくなるまで、お湯でふやかしてから与えましょう。 猫は匂いで食べ物を判断するので、匂いが強くなることで食欲がわく場合があります。
これを口の横から入れて、少しずつ口に入れます。 一気にいれると、のどに詰まって窒息してしまうので注意してください。
強制給餌のやり方:無理やり口を開かせる
猫の上あごを持って、無理やり口を開かせてご飯を入れます。 その際、上あごにくっつけるような感じでごはんを入れると窒息も防げます。
この方法はコツを掴まないと難しいですが、一度にたくさんのごはんをあげられるというメリットがあります。 また、この方法を覚えれば猫に錠剤を飲ませることもできるので、なにかと便利です。
注意したほうがいい食欲不振
水も飲まない場合
水分をとらないと、脱水症状になってしまい、弱っていくのも早まってしまいます。 脱水症状かどうかを見分けるポイントは猫の首の後ろを掴むことです。
ここを引っ張って、皮がすぐ戻れば脱水していません。 しかし、皮の戻りが遅ければ脱水している証拠なので要注意です。
下痢を伴う場合
猫のうんちは丸くて固まっているのが普通です。 下痢をしている時点で、なにか原因があるということなのです。
カレーのルーのような軟便の時は様子見をしていてもいいですが、水っぽい下痢の時はすぐに病院に行きましょう。
嘔吐を伴う場合
猫は吐く生き物ですが一日に何回も吐くのは病気が隠れている証拠かもしれません。 吐いた後にケロっとして元気があれば大丈夫ですが、ぐったりしているようなら危険です。
また、ワクチンを接種していない猫にとって恐ろしい病気である「パルボ」も嘔吐、下痢、食欲不振といった症状がみられるので要注意です。
食欲がないときでも食べさせたい!
ドライフードは食欲不振のときはなかなか食べてくれません。 そんな時にオススメな猫が好みやすいご飯を紹介しますね。
ササミ
スーパーで売られているササミを茹でて、人肌程度の温度まで冷ましたら、細かくちぎって与えてみましょう。
ササミはタンパク質が多いので少量与えることは、猫の健康にも良いことなのです。 また好んでたべてくれる猫も多いので、液体の飲み薬を混ぜたりしてもOKです。
ササミの茹で汁も好きな子が多いので、水を飲まないときは与えてみるといいですよ。
ヒルズのa/d缶
普通のウェットフードよりも高いですが、匂いが強く、ペースト状なので子猫もシニア猫も食べやすいのでオススメです。 栄養面も考えて作られているので、安心できるところも嬉しいですよね。
ふやかしたドライフード×トッピング
お湯で芯がなくなるまでふやかしたドライフードにちょい足しすれば食べてくれることもあります。
例えば、ミルクをまぜてあげたり、粉ミルクの粉をかけてあげたり、かつおぶしをかけてあげたりすれば食いつきがよくなることがあります。 その際は、ちゃんとペット用のものを与えてあげてくださいね。

By: asobi tsuchiya
まとめ
いつもより元気がない…など、食欲不振の他に少しでも気になることがあればすぐ獣医さんに見てもらいましょう。
大切な家族の健康を守るのは飼い主さんの手にかかっています。 日頃から、愛猫のことをよく観察し、少しの異変にも素早く気づけるように心がけましょうね。