魚の骨ごと食べるけど、猫は喉に刺さったりしないの!?
猫は魚が好きな子も多くいるので、与えてあげる飼い主さんも多いと思います。
そんなときに心配になるのが、魚の骨。
猫の喉に刺さってしまわないか不安になる方もいるのではないでしょうか。
今回は猫にとって魚の骨は危険なのかを詳しくお教え致しますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
猫の喉に魚の骨は刺さらないの?
小魚などの小さな骨は猫の喉に刺さらないので与えても安心です。
しかし、骨が太い魚を与えてしまうと喉に刺さってしまう可能性が高いので大変危険です。
猫は犬のようにあごの力が強くないので、硬い骨をかみ砕くことができません。
また、猫はもともとご飯をしっかりと噛まずに丸呑みすることが多いので、太い魚の骨を丸呑みしてしまうと喉に刺さってしまう可能性が高いです。
猫のなかでも個体差があり、小さい頃から小魚などを食べて、魚の骨を食べることに慣れている子は喉に骨が刺さらないようにうまく食べることができます。
しかし、小さい頃から魚を食べ慣れていない子がいきなり食べると、骨が刺さってしまう可能性が高くなります。
魚の骨は喉に刺さると自力で取ることは不可能なので、病院に連れていくようにしましょう。
あげてはダメな魚
青魚
サバやアジ、イワシなどキラキラと青光りする青魚は猫の体にあまりよくないのであげないほうがよいです。。
青魚に含まれる「不飽和脂肪酸」という成分を多くとりすぎることで、「黄色脂肪症」という病気を引き起こすことがあります。
この病気にかかると、おなかや胸にしこりができて触られるのを嫌がったり、歩きずらそうな姿が見られるようになります。
貝、イカ、タコ、淡水魚
貝類や以下、タコ、淡水魚などには「チアミナーゼ」と呼ばれる成分が含まれています。
この「チアミナーゼ」を大量に摂取すると、「ビタミンB1欠病症」という病気が引き起こされます。
この病気になると、嘔吐や下痢を繰り返したり、けいれんがみられるようになります。
神経障害を引き起こす可能性もあるので、これらの食材は与えないほうがよいです。
タイ
魚の中で特に骨が固いのがタイです。
人でも口に刺さると痛いタイの骨は猫に刺さっても非常に痛いです。
万が一飲み込んでしまうと、骨で消化器官を傷つける恐れがあるため大変危険です。
どうしてもあげたいときは、猫の体の中で刺さらないように細かく砕いてから与えるようにしましょう。
他にも猫にとって危険な食べ物はありますので、今一度確認してみてはどうでしょうか。
まとめ
与えると喜んでくれるイメージの多い魚ですが、実は猫の体に危険を及ぼしてしまうことがあります。
しかし、魚によっては猫に栄養を与えることができるため手作りごはんの材料として重宝することあります。
飼い猫に魚を与えたいときは猫の喉を傷つける心配がないように、しっかりと骨をとってあげるようにしましょうね。