犬を飼う時、性格を重視するという飼い主さんは多いのではないでしょうか。
性格は個体差がありますが、犬種によっても様々な性質の違いがあります。
人気犬種の性格を知って、自分に合う犬を選びましょう。
犬種によって性格が違う?
犬の性格は、主に親犬からの遺伝や子犬期の生活環境によって決まります。
これに加え、純血種の場合はその犬種が本来持っている性質もその後の性格形成に大きな影響を及ぼします。
純血種の飼育を検討しているならば、その犬種が元々どのような役割を持っていたのか知ることでその後の生活やしつけの対策を考えやすくなります。
人気犬種の性格
トイプードル
大型犬のスタンダードプードルを小型化した犬種です。
室内で飼いやすいサイズとカールした毛がぬいぐるみのように愛らしく人気です。
スタンダードプードルは元々鳥猟犬で、撃ち落とした鳥を水の中に入って回収する為の犬でした。
そのため運動神経が良く、頭もいいため非常にしつけがしやすい犬種です。
アジリティーをはじめとしたドッグスポーツにも向いており、近年ではその運動神経の良さを活かし災害救助の現場でも活躍しています。
明るく人懐っこい性格で、初心者向けの飼いやすい犬種です。
ミニチュアダックスフンド
トイプードルと並んで非常に人気の高い犬種です。
元々は穴の中の獲物を狩る狩猟犬で、穴に潜りやすく特化した胴長短足の体型が可愛いと人気に火がつきました。
温厚な性格で他の犬とも仲良くできるため、多頭飼いにも向いています。
人の事も大好きなためコミュニケーションが取りやすく、しつけもしやすい犬種です。
しかし、体型上足腰に負担がかかりやすいため、ヘルニアや間接疾患に注意が必要です。
近年では更に小型のカニンヘンダックスフンドにも人気が集まっています。
チワワ
犬の中で最小の犬種で、うるうるとした大きな瞳が特徴の人気犬種です。
愛される事に特化した、愛玩犬の代表といえる犬ではないでしょうか。
見た目の通り甘えん坊ですのでついつい甘やかしてしまいがちですが、一度甘やかされると学習し、自分本位な性格になってしまう傾向があります。
体は小さくとも上下関係をしっかりとしつけておかなければなりません。
明るく活発な性格で、遊ぶことが大好きです。
長時間の散歩は必要ありませんので代わりに遊びの時間を多く取ってあげて下さい。
フレンチブルドッグ
近年どんどん人気を伸ばしている短吻種の小型犬です。
筋肉質で力強い見た目をしていますが、性格はとても穏やかで甘えん坊です。
しつけのトラブルも少なく初心者でも扱いやすいのですが、短吻種は暑さに弱く皮膚のトラブルも多いため、健康管理には特に気を付けましょう。
愛嬌があり、表情豊かで見ている方を飽きさせない所も人気の理由のひとつです。
他の犬に対しても優しく多頭飼いも可能です。
ラブラドールレトリバー
大型犬の人気犬種の代表といえばラブラドールレトリバーですね。
人間の事が大好きで作業を与えてもらう事も大好きなため、様々な現場で作業犬として活動しています。
協調性があり従順で、明るく天真爛漫な性格をしています。
もちろん頭も良いのですが、とにかく元気いっぱいで力も強いのでしつけを行う際も一筋縄ではいきません。
室内飼育であれば部屋の物を破壊されないよう対策をしておきましょう。
まとめ
愛犬には、周りの犬や人に迷惑をかけない穏やかな犬に育ってほしいですよね。
犬種ごとの性格の違いを知ることは、愛犬とより良い関係を築く上でとても大切な事です。
愛犬の大切なパートナーとなれるよう理解を深めていきましょう。