犬にとってのひげ 猫みたいに何か生活する上で意味がある?

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猫のひげは、平衡感覚を保ったり気温や風向きをチェックし獲物の場所を認識する役割があります。

家庭で飼育されるようになってもその習性はしっかりと残っており、ひげを切ることは厳禁とされています。

犬のひげは猫ほどの重要度はないものの、生きていく上で大切な役割を担っています。

一体犬のひげにはどのような意味があるんでしょうか?

本来のひげの役割

現在はあまり使用されていませんが、元々は犬のひげも猫と同じく平衡感覚を保ったり、獲物を探すために活用する感覚器として機能していたと考えられています。

猫は高い所に登ったりと身軽な動きを取りますが、犬は走るスピードは早いものの比較的アクロバティックな動きに弱い生き物です。

そういった日頃の生活の違いにより、猫のひげの方が発達していったのでしょう。

現在でも猫は高い所に登ったり外で動物を捕まえるなど野生の血を色濃く残しており、ひげの機能も昔に近い状態で残っています。

犬は狼の時代の習性が猫ほど強く残っていないため、ひげの機能もだんだん退化していったと考えられています。

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家庭犬としてのひげの役割

機能が退化したといっても全く意味がないわけではなく、現在も家庭犬として必要な場面ではひげの機能を活用しています。

例えば、犬のひげを触ると触った方の目が反射的に閉じてしまう事をご存知ですか?

これは何かに顔を突っ込む時、目を突くリスクが少なくなります。

現在でも散歩の時に草むらに顔を突っ込んだり、家の中でいたずらをする時に押入れやゴミ箱に顔を突っ込む事があると思います。

いたずらは良くない事ですが、ひげのお陰で目に何か刺さるという2次被害のリスクは軽減されています。

また、犬は視力があまり良くありません。

そのため嗅覚が発達していますが、においでどんな物か判別する際にひげの感覚も頼りにしていると考えられています

そして、手足で物を掴む事が出来ないため口で咥えて物を運びます。

その時にも口に入れて大丈夫かどうかひげを使って判別し、更に正確な物の位置を感知して咥えています

ひげが無くても猫のように歩けなくなったりする事はないものの、ひげがある事で少なからず危険を回避する事が出来ていると考えられています。

まとめ

ひげをカットしてしまう方も多いですが、ひげという毛が退化せず生えている以上何らかの役割があって残っています。

もしかしたら愛犬は、ひげが無くなったから物が咥えづらいな、歩く時に壁に当たりやすくなったなと人間が気づかない間に感じているかもしれません。

なるべく手を加えず、残してあげて欲しいものです。

おみ

おみ

投稿者プロフィール

スーパー甘えん坊のボーダーコリーと生活中の犬オタクです。
愛犬に関するいろんなお悩みを抱えた飼い主さんの手助けが少しでも出来たら嬉しいです。
新米ライターですが、皆さんのお役にたてるように精一杯がんばります!

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