湿気が多くなると、猫は顔をよくなめるといいますが、犬が肉球をなめることがよくあります。
すぐになめる行動をやめていればよいのですが、気が付くとずっと肉球をなめていることってありませんか?
実はこの行動、様々な「サイン」かもしれないんです。
今回は、犬が肉球をなめる3つのワケをご紹介していきます。
理由その1 足先に病変がある
犬が足先をずっとなめている場合、まず注意したいのが「犬にとって不快な症状がでていないかどうか」です。
もし、足先が赤くなっていたり、ケガをしているようならばすぐに獣医師の診察を受け、適切な処置をしてもらうことが大切となります。
見た目には大したことがないと思っていても、ずっとなめ続けてしまうことで口の中の細菌が傷口に入り込み、さらに重篤な症状となってしまう恐れがあります。
また、人間と違い肉球は見た目では重症かどうか素人目には判断しにくい場所です。
そのため、赤くなったり、ケガをしていたりとなんらかの異常を見つけた場合は、専門家にきちんと診てもらうことが重要なのです。
理由その2 雑菌が繁殖している
不快な症状の一つともいえるのですが、特に足の先は清潔を保ちづらい場所です。
お散歩などで汚れやすいことに加え、肉球の間の毛が伸びてしまうと、そこを源として菌が繁殖してしまう恐れがあるのです。
雑菌が繁殖すると、犬にとっては「かゆみ」という不快な症状となり、少しでも取り除こうとずっと肉球をなめ続けてしまいます。
対策としては、足先を常に清潔に保つために、足先の毛が伸びすぎていないかどうかチェックしてあげるとともに、お散歩などで汚れてしまったらきちんと拭いてあげて汚れをとってあげることが有効です。
また、シャンプーなどをした後はしっかりと足先まで水分を拭き取り、洗剤が残っていないように注意するとともに、肉球が乾燥しすぎないように、適度に保湿をしてあげることも重要です。
理由その3 ストレスがたまっている
頻繁に足先をなめているけれど、清潔に保ってはいるし、病変があるわけでもない。
こうした場合は、ストレスがたまっていることが考えられます。
人間も、ヒマなときはつい爪をいじってしまったり、髪をいじってしまうのと同じように、犬もヒマでストレスがあると、ついつい足先をなめてしまうのです。
この場合は、遊んであげたり散歩にでかけて気分転換を行い、ストレスを緩和することでなめすぎを防ぐことができます。
まとめ
一言で肉球をなめると言ってもその理由は犬によって様々です。
今回ご紹介した理由から、「なぜなめるのか」の原因を突き止めて、解消してあげることで、トラブルを早期に予防してあげてくださいね。