新しく犬を家族として迎える際に、考えるのが「ケージの置き場所」です。
昔は庭先で飼うのが一般的でしたが、今ではほとんどが室内犬。
そこで、今回は犬のケージの置き場所について、考えてみます。
犬のケージの置き場所で最低限守りたいこと
犬のケージの置き場所を考える際、必ず押さえておきたいポイントがあります。
それは温度調節がきちんとできる場所に置くということです。
犬は特に暑さが苦手です。そのため、エアコンがよく効く場所でないと熱中症になってしまう可能性が高くなります。
この部屋は風通しがいいから大丈夫と思っていても、風がない日は暑くなってしまうことはありませんか?
できるだけ、エアコンのある部屋にするのがオススメです。
落ち着く場所=和室もありですが…
また、ケージの置き場所として和室を選択される方もいらっしゃいます。
確かに「リビングに近く、落ち着ける場所」としては和室は最適なのですが、その際に一つあきらめなければいけないことがあります。
それは、畳の問題です。
トイレについてきちんとしつけていても、いたずらやちょっとした拍子につい粗相をしてしまうことも十分考えられます。
また、犬独特の臭いが畳にしみついてしまうことも考慮しなくてはいけません。
実際、私の実家も和室にケージを置いているのですが、畳については「もう10年くらい張り替えていないからいいや」と、両親も諦めていました。
新築や畳を張り替えたばかりだと、和室にケージを置くのは少し考えたほうがよいかもしれません。
犬種によって、性格によっても違う?
ペットショップなどでは、ケージを置く場所をある程度指定しているところもあるようです。
比較的友好的な犬種だと、リビングが最適、逆に群れるのを嫌がる犬種だと落ち着ける場所に設置しましょうと記載されています。
私の家では現在二匹のミニチュアダックスフンドがいますが、同じ犬種でも性格が全然違います。
オスのモコ(3歳)は好奇心旺盛で人懐っこく、甘えん坊。周囲に飼い主がいなくなると「クゥーン」と寂しそうな声を出して飼い主を捜しまわるような犬。
夜寝るときもそばにいないと鳴いてしまうような状況です。
一方、メスのレン(9歳)は人懐っこいのは同じですが、少しドライなところもあるので、かまってもらえないと判断するとすぐに自分のお気に入りのクッションへ戻ってのんびりしています。モコのような飼い主を捜してうろうろなんてことはほとんどありません。
このように、犬一匹いっぴきによって性格があります。
「落ち着ける場所がいいよね」とリビングから少し離れた場所に置くと、寂しくて鳴いちゃうかもしれませんし、反対に「みんながいるから」とリビングに置くと落ち着かなくなってしまうかもしれません。
基本的に、ケージは一度おいたら動かさないほうがいいというものではありません。
「ここがいいかな」と思っておいた場所がもし犬にとって落ち着かないようならば、変更するのも一つの手です。
犬の性格を見極めること。これがとても大切なことだと考えます。
まとめ
犬のケージの置き場所について、「ここが絶対にいい!」という場所はありません。
犬個人の性格と、飼い主の事情。
この二つがうまくかみ合う場所を、ぜひ探してみてください。