いつもは決められた場所で排泄できるのに、一人でお留守番していると失敗してしまう事はよくあります。
トイレトレーニングは完璧なはずなのに、一人にした時だけ失敗するためその対処法に悩んでいる飼い主さんも多いでしょう。
何故一人だとうまくおしっこができないのか、対策とともにまとめました。
不安でストレスを感じている
トイレの場所をしっかり覚えているのに外してしまう時は心の問題である事が多いです。
飼い主さんと離れる事を極端に恐れる分離不安気味の犬は、一人になるとパニックになり思いがけない行動を起こしてしまうのです。
それが悪意のないお漏らしなのか、はたまた故意におしっこをしてやろうと思っているのかは犬にしかわかりません。
しかし、我が家の分離不安気味の愛犬が昔失敗していた時は、絶対に人間の布団の上やカーペットの上にわざわざ移動して粗相をしていました。
「あてつけション」の信憑性は定かではありませんが、飼い主さんの気を引くために場所を選んでいるという可能性はあるかもしれませんね。
ストレス対策
不安によるストレスを感じているのであれば、取り除く事を考えましょう。
しかし、飼い主さんと離れる事が嫌な犬の希望を叶えてしまうと、どこにも出掛けられなくなってしまいます。
そのような犬に対しては、一人でも大丈夫、飼い主さんは必ず帰ってくると理解してもらう必要があります。
短時間のお留守番から始め、だんだん一人の時間を長くして慣らしていきましょう。
きっと最初のうちは何度もお漏らしをしてしまうと思います。
普段トイレの場所をわかっている犬ならば、その時は犬もいけない事をしたとわかる態度を取るでしょう。
大声で叱りつけず、騒がず、静かに片付けて下さい。
叱る事も褒める事も、とにかく犬の相手をする事は絶対にNGです。
逆にお留守番が成功し、トイレの失敗もなかった時はしっかりと褒めてあげましょう。
高齢でトイレが間に合わない
人間と同じで、犬も年齢を重ねると頻尿気味になってきます。
寝床とトイレの位置が離れていると、トイレまで間に合わずにお漏らししてしまう事があります。
もちろん、こちらは故意ではなく、犬も失敗した事で落ち込んでいます。
ある程度の年齢での失敗は、老化現象の一つとして向き合ってあげましょう。
トイレの位置を変え、移動距離を短くしてあげましょう。
あまりに回数が多い場合は犬用のオムツを付けてあげる事も方法のひとつです。
私たち人間も、いつか歳を取って同じように失敗してしまう日がくるかもしれません。
どうか責めずに接してあげて下さい。
まとめ
トイレトレーニングが出来ている場合、失敗した事を犬はわかっています。
この失敗は叱る事では解決しません。
犬の気持ちを考え、一緒に失敗を減らして行く努力をしていきましょう。