犬の多頭飼いは相性が大切!どんな事に気を付ければいいの?
犬を飼い始め、慣れてくると多頭飼いを検討される方も多いでしょう。
家族を増やしてあげたい、けれど先住犬とうまくやっていけるのか…
先住犬の気持ちはどうなのかを直接聞けたらいいのですが、そういうわけにもいきません。
多頭飼いをする上で大切な犬同士の相性や多頭飼いに向いている犬種についてご紹介します。
愛犬は多頭飼いを望んでいるのか
愛犬が一人で寂しそうだから家族を増やしてあげたいと多頭飼いに踏み切る方は意外と多いです。
しかし、本当に犬は寂しいと思っているのでしょうか?
はじめから1頭で飼育されていて、人間の家族がいつも近くにいる場合おそらく犬は寂しいとは感じていません。
逆に、飼い主さんの愛情が自分だけに向く事を望んでいる可能性もあります。
なぜ多頭飼いをしたいのか、愛犬にとって必要な事なのか、また経済面で飼育可能かどうかまずは家族でしっかりと話し合いましょう。
どのような犬が多頭飼いに向いているのか
犬種での違い
チワワ、ヨークシャテリアなどの小型犬はその小ささより叱られる事が少なく、いわゆる箱入りで育てられる事が多い傾向にあります。
その結果、自分を一番に扱って欲しい、自分だけが愛されたいという感情を強く持つようになってしまいます。
もちろん生まれ持った性格やしつけの方法にもよりますが、小型犬より大型犬の方が朗らかな性格の犬が多く多頭飼いにも向いていると言われています。
小型犬同士の多頭飼いを望んでいるのであれば、他の犬と仲良くできるよう子犬のうちから社会化を意識したしつけを行いましょう。
性別での違い
それぞれの性別によっても相性は変わります。
オス同士の多頭飼いの場合、縄張り争いやリーダー争いなど喧嘩が増えてしまう可能性があり、お勧めできません。
オスは普段からマーキングで自身の縄張りを主張しようとします。
居住スペースである自分の家はまさしく縄張りであり、そこに新しいオスがやってくると排除しようと攻撃的になってしまうのです。
メス同士やオスとメスの組み合わせの方が相性はいいでしょう。
性格の違い
犬種、性別での違いは確かにありますが、一番重要なのはやはりお互いの性格です。
特に大切なのは先住犬の性格で、どのような性格であるかを理解した上で次に飼う犬を選ぶ事が大切です。
元々の性格が明るく朗らかな犬は、2頭目の犬にも嫌な顔をせず自然と仲良くなれる素質を持っています。
一方、神経質な犬は別の犬と仲良くなるのにも時間がかかってしまい、場合によっては威嚇行動に出る可能性があります。
多頭飼いにはあまり向いていない性格であり、2頭目の犬にも神経質な性格がうつってしまう場合があるのです。
先住犬の性格は2頭目の犬の性格にも影響を及ぼしてしまうため、性格やしつけなど、先住犬が新しい犬を受け入れる事ができる状態かどうかがとても重要になります。
まとめ
多頭飼いは犬を飼うと一度は憧れるものです。
しかし、2頭目の犬を迎えることによって先住犬の幸せが脅かされることは避けなければいけません。
家族が増えるのですから、しっかりと悩み、愛犬が幸せになれる選択をしてあげましょう。