生後1ヶ月を過ぎる頃になると、ミルクから離乳食へ食事を切り替える必要があります。
しかし、中には離乳食への食いつきが悪くて飼い主さんを困らせてしまう子もいます。
今回は、子猫に離乳食を食べさせる方法をいくつかご紹介いたしますので、ぜひご家庭で実践されてみてください。
子猫が離乳食を食べてくれない原因と対策法
このようにあまり食いつきがよくない場合は、以下の原因が考えられます。
味が好みでない
猫は意外とグルメな生き物です。
こだわりが強い子は、好きな味でないと食べるのをやめてしまったり、次に出したときに食べなかったりします。
<対策法>
飼い猫は何が好みなのかを知る必要があります。
離乳食にも様々な種類があり、含まれているものも違ってきます。
魚が好きか、肉が好きかによっても食いつきが変わってくるので、食べない時は主成分の違うものを選んでみるのがオススメです。
警戒している
食事の様子を見ていると、猫はまず食べられるかどうかを匂いをかぐことで確かめているのが分かると思います。
ミルクから離乳食に切り替えたばかりのときは、食べられるものか分からず警戒している可能性があります。
<対策法>
今まで飲んでいたミルクなら警戒心がないと思いますし、まだ乳恋しい子もいるので、それを離乳食に混ぜます。
特に警戒心が強い子の場合は、最初はミルク多めで少しだけ離乳食を入れてあげる形にしてあげてもOK。
慣れてきたら、徐々にミルクと離乳食の比率を逆転させて、最終的には離乳食だけでも口にするようにしましょう。
また、粉ミルクの場合は離乳食に少量の粉ミルクをかけてあげても、好んで食べてくれる場合が多いです。
温度が適切でない
離乳食がつめたすぎると、匂いも薄いので食べてくれない子がほとんどです。
逆に熱すぎても、警戒して食べてくれないので注意が必要です。
<対策法>
離乳食をレンジで人肌程度に温めます。
こうすることで、匂いがするようになり、食いつきがよくなります。
容器から食べない場合は、飼い主さんの手からあげると食べてくれる子もいます。
食いつきが悪いときはどうしたらいいの?
どうしても食いつきが悪いときは、茹でたササミをトッピングしましょう。
ササミはどの猫でも好んで食べてくれることが多いですし、茹でた後に冷凍保存しておけば長持ちするのでオススメです。
それでも食べてくれない時は、「ヒルズのa/d缶」を試してみましょう。
値段は張りますが、匂いもよく、他の離乳食よりも細かいので子猫にとって食べやすいご飯です。
最後に
これだけやってもどうしても食べてくれない子には強制給餌をしましょう。
子猫は2日間、食べ物を口にしないと命が危険になります。
無理やり口の中にご飯をいれるので、可哀想に思ったり、飼い主さんも不安を抱いたりするかもしれませんが、命を未来につないでいくために頑張ってください。