室内で猫を飼うにあたって、ケージを有効活用しようと思われる飼い主さんもいると思います。
しかし、ケージに入れた途端、子猫が泣き喚く姿を見ると心も痛むもの。
今回は、子猫のケージ飼いについて詳しくお教え致しますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
ずっとケージの中で飼っても大丈夫?
ケージの中に入れたままにしておくと、このように泣き叫ぶ子がほとんどです。
猫は広さよりも高さを好む生き物ですが、身動きがとりずらく、思うように走り回れないケ―ジの中はストレスが溜まってしまいます。
ケージの中に1日中入れっぱなしにするのではなく、飼い主さんが就寝するときや手が離せない時などの短時間なら我慢できる子も多いですよ。
その際は、子猫のうちからケージに慣らせるようにトレーニングしておくのが大切です。
ケージで過ごしたほうがいい時期
しかし、あまりにも小さい子猫の場合はケージで過ごさせたほうがよい場合もあります。
生後1ヶ月~1ヶ月半ほどの子猫は、体も小さく、まだよちよちをします。
そのため、飼い主さんが少し目を離した間に思わぬ怪我をしてしまうことがあります。
フローリングは猫にとって滑りやすいですし、狭い隙間に入り込んで出られなくなってしまうと大変危険です。
そういったことを防ぐためにも、生後2ヶ月未満の子猫はなるべくケージで過ごさせることがオススメです。
その場合も、1日中入れたままだとやんちゃ盛りの子猫は、退屈に感じてしまうので1日に最低でも10分ほどは思いっきり飼い主さんが遊んであげる時間を設けてください。
全力で遊ぶことができれば、子猫の睡眠の質もよくなります。
ケージの中に設置するもの
猫用ベッドや段ボールのおうち
市販の猫用ベッドが気に入らない子でも、ダンボールでつくったおうちなら好んで使ってくれることが多いです。
段ボールの中は意外に温かいので、冬は防寒対策として役立つこともあります。
また、湯たんぽなどを置けばより温かい快適な居場所にすることができるので、子猫もリラックスして使うことができます。
飲み水とご飯
ご飯は置きっぱなしにしておくと、腐敗が進むので新鮮なものをあたえるようにしましょう。
また、離乳食やウェットフードは、夏になると虫がたかりやすいのでこまめに下げることが大事です。
猫はあまり水分を取らない生き物ですが、必要な量を飲まないと、腎臓に影響がでるので、飲み水は切らさないように注意しましょう。
おもちゃ
ケージの上から猫が好きなおもちゃをぶら下げたりして、一人遊びができる空間をつくってあげましょう。
鈴入りのボールなどを置いておくのもOKです。
その際は、事故を防ぐためにもおもちゃのひもなどで猫の首や足などが締まらないように工夫することが大切です。
特に、飼い主さんの留守中など人の目がつかない時間帯は、十分に注意してください。
まとめ
泣き喚くから可哀想だと思い、生まれて間もない子猫を野放し状態にしておくのは、大変危険なことです。
また、鳴けば自分の希望が叶うと学習した猫は、要求があるときに無駄鳴きをするようになってしまいます。
愛情を持って猫のしつけをすることで大人になっても問題行動のないいい子に育ってくれますよ。
甘やかしがちな子猫時代も、愛情と甘やかしをしっかり区別してよりよい関係が築けるようにしましょう。