生まれたてほやほやの子猫の育て方
道に捨てられていたり、野良猫が家の近くに生み落していったりして、生まれたての赤ちゃん猫を目にしたとこがある方も多いのではないでしょうか。 お母さん猫の役割をしなければならないので、大変ですが、この時期から育て上げた子はいつまでたっても懐いてくれてとってもかわいいものです。 今回はまだ目の見えていない赤ちゃん猫を見かけた場合でも安心して保護できるように、様々な知識をお教え致しますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
生後1ヶ月までは特に目を離さない
こんなに可愛らしい赤ちゃん猫ですが、このくらい小さいとまだまだ家の中でも注意が必要です。
本来ならば、1日中、母猫にくっついている時期なので人間がその母猫変わりをしなければならないので、肉体的にとても大変です。 まだ目も見えず、耳も聞こえず、歩けないので成猫にとってはなんでもないものも、この時期の子猫にとっては危険になる場合があるので、目を離さないように注意して観察しましょう。
用意するものは?
1.子猫用ミルク
保護したときに人間のミルクを与えてしまいがちですが、人間用のものを猫に与えるとお腹を壊してしまう場合があり、下痢の原因になってしまうこともあるので必ずペット用のミルクを与えてください。
紙パックに入ったものでもいいですが、粉ミルクのほうが栄養素も高く、味も美味しいのでできればそちらがオススメです。 ミルクをあげるときは、人肌程度にあたためることが重要です。 熱すぎても、冷たすぎても猫はなかなか飲んでくれないので難しいですが、自分の手に垂らしてみてちょうどいい温度のものを与えるようにしてください。
2.哺乳瓶
生まれたての子猫は食器から自分で水分をとることができません。 なので、ミルクをあげる際は必ず哺乳瓶を使いましょう。 哺乳瓶は先が細いものを選ぶと、子猫の小さな口でもくわえやすいのでオススメです。
あげるときは、一気にミルクが口に入ってしまわないように注意してください。 一度にたくさんの量が口の中にはいってしまうと、飲み込めずに肺につまってしまうことがあり、危険です。
3.シリンジ
不安感の強い子は、哺乳瓶からミルクを飲んでくれない子もいます。 子猫のうちは食事を抜くことが命取りになってしまうので、飲まない場合はシリンジで強制的に口の中にミルクをいれましょう。
4.お湯をいれたペットボトルや湯たんぽ
赤ちゃんのうちは風邪をひかないように体温調節をしっかりしてあげることが大切です。 お湯をいれたペットボトルにタオルを巻いて、子猫のそばに置いて温めてあげたり、寒がっているようならば湯たんぽで温めてあげるのもOKです。
カイロを毛布にはり、直接カイロに猫の体が触れないように注意しながら、体温をあげるのもひとつの手です。
本来ならば、母猫が自分の温もりで子猫をずっと温めている時期です。 温もりを感じることで猫も安心して眠れるようになります。
この時期は睡眠、体温調節、食事が特に大事
この中のひとつでもかけると、赤ちゃん猫は体調を簡単に崩してしまいます。
また、排泄も自分でできないので、飼い主さんがティッシュを濡らしてお尻を刺激してあげることで排泄を促してあげてください。 この時期の子猫の体調は変わりやすいので、こまめにチェックすることが大切です。