子猫が下痢のときにビオフェルミンを飲ませるのは大丈夫?
人間で腹痛の時によく飲まれる薬にビオフェルミンという薬がありますよね。
私もお腹を壊しやすいので、カバンには必ずビオフェルミンを常備していますし、無くても友達のうち誰かが必ず持っているお守りのような存在です!
そんなみんなの味方のビオフェルミンはもちろん人間用に作られた薬ですが、猫の下痢にも効果があるのでしょうか?
飼っている猫が急に下痢になってしまったとき、夜で動物病院も開いていない!そんなときに人間用のビオフェルミンを使うことができるのかどうか、特に下痢になりやすい仔猫を中心に、猫の下痢とビオフェルミンの効果についてまとめてみました!
ビオフェルミンとは?
そもそもビオフェルミンとはどのような薬なのでしょうか?
ビオフェルミンの主成分はビフィズス菌、ラクトミノン、そして乳酸菌です。乳酸菌は動物にとっても人間にとってもとても大切なものですので、まったく問題はありません。他に含まれている化学物質にピコスルファートナトリウム水和物がありますが、こちらも動物に代謝異常が見られないので用量を守って使う分には特に問題がないようです。
ビオフェルミンの主成分である乳酸菌はヨーグルトにも含まれていますし、動物用のサプリメントとしても多く販売されているので、そちらを普段から猫のご飯にまぜて与えることで腸内の環境を良好に保つという健康管理もあるようです。
猫の下痢の原因を知ることが大切!
猫の急な下痢にビオフェルミンを少し与えることで起こる健康被害は特に無いようですが、ビオフェルミンを与えても治らないような下痢をそのまま放っておくと危険です。
フードの変更や環境の変化などのストレスによって腸内環境が悪くなり下痢をしてしまうような場合は、ビオフェルミンを1日2回、2、3日続けることで改善が見られることが多いですが、飲んでいてもまったく効果が無い場合は、なるべくはやめに動物病院へ連れて行きましょう。
特に気をつけたい子猫の下痢
子猫の下痢はウイルス感染や寄生虫が感染して起こることがあるので特に注意が必要です。
下痢のほかに、嘔吐や食欲不振、元気が無く虚脱している様子があれば、必ず一度動物病院で診てもらいましょう。子猫で下痢が続くと脱水になり命の危険にもつながります!
最後に
私にとってのお腹のお守り、ビオフェルミンは猫にとっても悪いものではないようです。
実際、動物病院で整腸剤としてビオフェルミンを処方されることも多々あります。猫の常備薬として処方してもらい、家においておくのもいいかもしれませんね。