まだまだ赤ちゃん! 生後1か月の子猫の育て方
生後1ヶ月の子猫は、よちよち歩きができるようになるので、捨てられている子も多いです。
みなさんの中にも、そうした場面に出くわしたことがある方が多いのではないでしょうか。
目が見えはじめ、耳が聞こえ始め、歩きだせるようになったから捨てても大丈夫。
そう考える人があまりにも多い気がします。
生後1ヶ月の子猫は、まだまだ赤ちゃんなので、一人では生きていけません。
今回はそんな生後1ヶ月の子猫の育て方を詳しくお教え致しますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
食事はまだまだミルク
成長期なこともあり、ミルクを頻繁に欲しがるようになります。
平均としては、4時間置きくらいで与えるのがBESTです。
まだ、自分で水分はとれないので、哺乳瓶であたえるようにしてください。
その際、人間の赤ちゃんにあげるようにお腹を上向きにしてあげるのはNGです。
肺にミルクがつまってしまう危険があるので、あげるときは必ずお腹を下にしたこのような状態であげるようにしてください。
ほとんどの子はお腹がすいたら泣いてミルクをねだりますが、中には鳴かない子もいるので注意してください。
欲しがらないからといってあげないままでいると、最悪の場合、子猫が餓死してしまいます。
ノートなどに何時間おきにミルクをあげたかチェックして飼い主さんがしっかり把握しておくことが大切です。
ノミ対策もする
この時期にノミスポットを獣医さんでしてもらったりして、ノミ・ダニ対策をするといいです。
また、保護した子猫の場合は、お腹に虫がいる可能性が高いので即獣医さんにみてもらいましょう。
虫がいると、下痢や嘔吐が止まらなかったりして抵抗力のない子猫にとっては命とりになってしまうことが多いので非常に危険です。
もし、虫がいるようなら、処方された虫下し薬を2種間ほど飲ませてくださいね。
猫風邪に注意
抵抗力がなく、体温調節もまだうまくできないので猫風邪にかかりやすくなります。
成猫がかかった場合は、軽度で済むことが多い猫風邪も子猫の場合は最悪の場合、命を落とす危険があります。
子猫は2日ご飯を口にしないと、命が危なくなると言われていますので、鼻づまりが原因の食欲不振の時は強制的にミルクを与えるようにしてください。
ワクチン前なので体調管理に気を付けて
生後2ヶ月になるとワクチンが摂取できるようになります。
そのときに万全の体調で臨めるように、生後1ヶ月の時期は特に体調に気を配ってください。
よちよち歩くようになるので、フローリングで滑らないようにカーペットを引いたりするなど思わぬ怪我もしないように気を付けてあげてください。
自分でできることが増えていけば飼い主さんの負担もだんだんと減っていきます。
夜にミルクを欲しがったり、泣き喚いたりと大変な思いをするでしょうが、あと少しの辛抱ですので無理をしすぎず、頑張りましょう!