すうすうと飼い主の隣で眠っている猫ちゃんの姿にはすごく癒されますよね。
じっとみていると、時々ビクッと皮膚が引きつったり、白目をむいたり、身体が震えていたりすることがあります。 うちの猫も睡眠中に皮膚をひきつらせたり身体をひくひくさせることがよくあります。
突然こんなことが起こると飼い主としては驚くし、心配になりますよね。猫の睡眠中の痙攣は病気の兆候なのでしょうか?
睡眠中の痙攣は心配なし?
猫の睡眠時間は1日平均14時間にもなります。1日の半分以上を寝て過ごしている猫。羨ましいですよね(笑)よく寝るから「寝る子」という言葉がねこの語源になったともいわれています。
さてそんな猫ですが、もともとは野生動物ですので、人のように深い睡眠をとっているわけにはいきませんよね。 人はレム睡眠(浅い眠り)とノンレム睡眠(深い眠り)をだいたい90分毎に繰り返しているのですが、猫の場合は睡眠時間のおよそ7割がレム睡眠にあたります。
このレム睡眠中は身体は眠っているが脳は起きているので、人でも夢をみやすいのです。
猫も同じです。もちろん、人のようにおもしろおかしい夢をみているかどうかは分かりませんが、その日に起きた様々な出来事を脳が整理しているときに身体が反応して、ひくひくしたり目がぐるぐる動いていたりするのです。
なかには寝言をいったり、手足をばたばたさせる猫もいるようです!どんな夢を見ているんでしょうね??
逆に、ノンレム睡眠中はどんなにゆすっても起きない時もあります。これはこれで心配になりますが無理に起こすのは猫とってストレスになりますのでそっとしておいてあげましょう。
つまりは、睡眠中に猫が痙攣したり、白目をむいたりするのは人の寝返りや寝言と同じなので、特に心配する必要はありませんということです。
しかし、起きているときの痙攣は病気の可能性もあります。気をつけておきたいねこの痙攣とはどのようなものでしょうか?
頻繁に起こるには「てんかん」の可能性も?
起きているときにおこる痙攣は睡眠時の痙攣とは明らかに違います。
- 全身が痙攣して倒れる
- 全身が硬直して倒れる
- 目が上下または左右に動いている(眼振)
- 口から泡を吐く
- 失禁する
以上のような症状が起こった場合は動物病院で獣医さんに相談しましょう。てんかんの可能性が高いですが、脳の障害や内臓疾患の可能性もあります。
最後に
睡眠中の痙攣は見守ってあげるのがいいでしょうが、起きているときの痙攣はみつけたら刺激を与えず回りをタオルなどで囲み静かにしてあげ、なるべく早く動物病院につれていきましょう。
放っておくと脳が障害を受けて症状が酷くなる場合もあります。