避妊・去勢手術をすることは猫に与えるストレスを軽減させられるよい方法です。
しかし、手術をしたら性格が変わってしまうという噂を耳にしたことがあり、手術を行うのをためらってしまう飼い主さんもいるのではないでしょうか。
今回はそんな方のために避妊・去勢手後の性格の変化について詳しくお教えいたしますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
避妊・去勢手術によって性格はどう変わるの?
手術を行うと、子猫らしい性格の部分が残るため大人になっても子どもっぽい性格のままでいてくれることが多いです。
そのため、大人になっても飼い主さんとおもちゃで遊ぶのが大好きだというようになります。
メス猫はもともとどちらかというとマイぺ―スな性格のツンデレさんが多いので、ベタベタとあまり甘えてこない傾向があります。
それに比べてオス猫はもともと甘えん坊な性格の子が多いので、手術後はより一層ベタベタスリスリと甘えてくるようになる子が多いといわれています。
また、手術をすることにより性欲がなくなります。
そのため、オス猫はメス猫を奪い合ったり、激しい縄張り争いの喧嘩をしなくなります。
性欲がなくなると、同時に交尾ができないというストレスもなくなるので穏やかな性格になってくれます。
このように、手術をすることにより飼い主さんにとっても猫自身にとってもプラスに感じる変化が多いのも特徴です。
まれに手術後に凶暴になったというケースが見られますが、それは手術が怖かったために神経質になっている場合が多いです。
その場合は手術から日にちが経てば、元通りの穏やかな性格に戻るので安心してくださいね。
甘えたりしない子を甘えん坊な性格に変えたい
手術を機に、ツンデレな性格の子を甘えん坊な性格に変えたいと思う飼い主さんもいると思います。
猫の性格は生まれもったものと、子猫時代の環境によって決まります。
そのため、大人になってから性格を変えるのは難しい場合が多いです。
しかし、「飼い主さん=自分にとっていいことをしてくれる人」と猫に認識させられれば、飼い主さんに甘えてくれるようになることもあります。
そのためには、飼い主さんが猫の大好物をひざの上に乗ってきたときや抱っこしているときに与えるようにしましょう。
これをやり続けることで猫は膝の上や抱っこと大好物を頭の中で結びつけるようになるので、飼い主さんに近づいてきやすくなります。

By: Michael Senchuk
まとめ
手術によって多少甘えん坊になったり、子供っぽさが残ったまま成長することがありますが、そのような性格の変化は見ていてとても可愛らしいものですよね。
生まれ持った個々の性格を大切にしながら、自分好みの性格に育てることできればより飼い猫の存在が愛しくなるはずです。
猫のストレス軽減のためや殺処分数減少のためにも、ぜひ避妊・去勢手術を行うように心がけましょうね。
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