猫の気持ちは表情にあらわれるの?
いつものほほんとしているうちの猫。しかし窓の外から鳥の鳴き声が聞こえると垂れ目が少しつり上がって心なしか目がキラキラしているように見えます。
寝ているときに邪魔をすると「なにすんねん!」とでも言いたげな不機嫌な表情になります。
もしかして猫も自分の感情が表情にあらわれるのでしょうか??もし猫の表情から猫のきもちが読み取れるなら、猫の表情をもっと勉強したい!そう思って猫の表情ときもちの関連性についてまとめてみました。
表情で分かる猫のきもち
結論から言うと、猫のきもちは表情にあらわれます!
しかし、人間のように頬や口角を上げて笑ったりすることはありませんよね。人間のように顔の筋肉を使って笑顔や不満顔を表現することは猫にはできませんが、耳やひげをうまくつかって自分のきもちをあらわしているようです。
猫のきもち別表情の違い
どんなきもちのときにどんな表情をするのか、きもち別でまとめてみました。
満足、リラックス
耳は前方をむいているか横に少し倒れる。目は半開きの状態で夢見心地。ひげは頬についていて、喉をごろごろ鳴らすこともある。
警戒中
ひげを大きく広げて耳は前後ろによく動く。瞳孔が開き眼が黒目がちになる。
怒っている
ひげを前に大きく広げ耳はピンッと立って前に向いている。眼は瞳孔が大きく開く。身体の毛を逆立てて背中をまるめる。
このように猫は表情と身体全体を使って自分の気持ちを表現します。
私が特に興味深かったのは、猫のびっくりした表情です。最近のテレビのコマーシャルでもよく見かける猫のびっくり顔。なぜあんな表情になるのでしょうか?
可愛すぎる!猫のびっくり顔の不思議
猫のびっくりしたときの表情は口が半開きになり、眼が点になることが多いのですが、本当にびっくりしているのでしょうか?
実は猫のびっくり顔の正体は、猫のフレーメン反応によるものが多いと言われています。
フレーメン反応とは、馬などの哺乳類に起こる臭いに反応して唇を引き上げる生理現象のことです。
臭いを嗅いだものを舌で舐めとり、上あごにあるヤコブセンという器官で臭いの正体を分析しているのだそうです。猫同士であればフェロモンを感じて分析したりするのに必要な現象なのですが、同じように人の臭いにも反応してびっくりしたような表情になるようです。
まとめ
猫の表情は飼い主さんだからこそ分かる少しの変化で読み取ることができます。猫の表情をよく観察して、うまく付き合っていきたいですね!