飼い主さんが食事をしていると、どこからともなく飼い猫もやってきてテーブルの上で待っている…なんていう光景が日常の方も多いのではないでしょうか。
しかし、人間用の食べ物は猫の体に害を与えることがあるので、できればテーブルの上に乗ってほしくないですよね。
今回は、猫の気持ちを交えながらテーブルに乗らせないための方法をお教え致しますので、ぜひご家庭で実践してみてくださいね。
テーブルに乗るときの猫の気持ち
このようにテーブルに乗りたがる猫は、いったいどういう気持ちなのでしょうか?
構ってほしい
食事の時間になると飼い主さんは猫よりも食事に集中してしまうので、甘えん坊な子は構ってもらえなくなったと感じます。
これは新聞紙を読んでいるときに猫が上に乗ってきて邪魔をするときの気持ちとよく似ています。
自分以外に関心がうつるのが嫌で、飼い主さんを独り占めしたいと思うのです。
匂いにつられる
猫は匂いの強い食べ物に惹かれやすい傾向があります。
ですから、カレーなどの匂いが強いものはもちろん、魚や肉などの臭いにもつられて興味が湧き、テーブルに乗ってきます。
しかし、子猫のうちから人間のものをまったく口にさせなければ大人になっても欲しがらない子が多いです。
そういった子が乗ってくる場合は飼い主さんが何を食べているか気になっているだけで欲しがらないことがほとんどです。
テーブルの上が居場所になっている
高いところが好きな猫は床よりも高いテーブルで落ち着くことが多いです。
特に飼い主さんの留守中に、そこが猫のお気に入りの場所になっている子は次第に飼い主さんがいるときでも乗るようになります。
乗らせないための対策法
テーブルにテープを貼る
猫はテープが手や足にくっつく感触が嫌いという特徴があります。
それを利用して、テーブルの角を重点的にマスキングテープやガムテープを輪っか状に丸めて貼ります。
猫が飛び乗ろうと手や足を乗せたときに、テープがくっつき嫌な思いをするので次第に乗らなくなります。
テーブルにそのままテープを貼ると、食事をするときに不便なので、厚紙などに貼り付け、乗ってほしくないときだけ置けるようにすると飼い主さんも快適です。
霧吹きで水をかける
後ろから猫にばれないように霧吹きで水をかけましょう。
ポイントは乗ろうとしているときや乗ってすぐかけることです。
時間が経つと、「テーブルに乗る=水がかかる」ということを結び付けにくくなり、せっかくの対策が無駄になってしまうからです。
飼い主さんがやっているとバレないようにすることで、霧吹きに嫌な気持ちがいくので、信頼関係が壊れにくくなる効果もあります。
無言ですぐにおろす
テーブルの上に乗ったままにしておくと、猫は「ここは乗ってもいい場所」だと思ってしまいます。
また、怒ったりしても、「構ってもらえる」と学習してしまい、逆にテーブルに乗るようになってしまいます。
ですから、テーブルに乗ったらすぐに無言で下ろすということが大切になってきます。
まとめ
テーブルに猫を乗らせないようにするためには根気が必要です。
一度でも許してしまうと猫は「今日は怒られなかった」と感じ、許されるものだと思い込んでしまいます。
しかし、どうしても覚えてくれない子の場合は、食事が終わるまでの間だけケージの中で過ごしてもらうのもひとつの方法です。
おうちの中でできるだけ楽しく暮らしていけるように、ぜひ一度これらの対策法を試してみてくださいね。