たまに猫と目が合ったとき、目を細めながら飼い主さんの方を見ていたり、ゆっくり瞬きをしていたりということがありませんか?
人間からしてみれば「眠たそうだな」なんて思いがちなこの行動には、実は猫の感情が隠されているのです!
今回は目を細めるときの猫の気持ちを詳しく知っちゃいましょうね。
そもそも「目を細める」ってどんな感じ?
飼い主さんに撫でられた時や、ふと目があったときなどにこのような顔をする子が多いです。
瞳孔はまったく開いておらず、優しい表情をしているのが特徴。
さらに撫で続けるとそのまま寝てしまう子もいますよ。
このときの猫の気持ちは?
目を細めているときの猫の心の中は「安心感でいっぱい」です
逆をいえば、このような表情は信頼関係をきちんと育んでいないと見せてくれない顔だともいえます。
猫の社会では「目が合う=敵意がある」というルールがあります。
猫相手でも人間相手でも同じようにコミュニケーションをとろうとするのも猫の特徴。
なので、飼い主さんと目が合ったときに目をそらしたり、このように目を細めたりすることで「あなたと戦う気はないよ」という意志を伝えているのです。
ですから、このように目を細めているときは「敵意なし」の状態だといえます。
敵意があるときは、猫の目つきも変わります。
瞳孔が開き、ヒゲも前向きになって戦闘態勢にはいるので、リラックスしているときの表情と見分けがつきやすいです。
目が合ってしまったら飼い主側はどう接すればいいの?
猫と目を合わせたままだと、猫の戦闘態勢にスイッチがはいり飼い主さんにじゃれてくることがあります。
しかし、遊びモードに入った猫にじゃれられるのがあまり得意でない飼い主さんもいると思います。
そんな方は、猫に向かってゆっくりまばたきをしてみるのがオススメです。
目をゆっくり閉じて心の中で1~2秒数えてから目を開きます。
こうすることで飼い主さん側も「敵意ないよ」と猫に伝えられますし、親愛の気持ちを伝えることもできます。

By: Wendy Cope
まとめ
目を細めているときの猫は飼い主さんを完璧に信頼しきっています。
このようなときは猫にとって無防備な状態のときでもありますので、極力大きな音を立てたりして脅かさないようにしてあげることが大切です。
飼って間もない頃は目を細めてくれない子でも、何ヶ月、何年と一緒に過ごす月日が長くなるにつれて目を細めてくれるようになります。
そうして猫とアイコンタクトで会話できるようになるためにも、深い愛情を注いであげましょうね。