においが辛い! マーキングをする野良猫への対策
独特のにおいを放つ猫のマーキング。
発情期になると、そんなマーキング行為にイライラさせられてしまう方は意外に多いのではないでしょうか。
飼い猫なら自分でなんとかできますが、野良猫になるとそうはいかないものですよね。
今回は猫のマーキング行為に悩み方におすすめな対策法をいくつかご紹介いたしますので、ぜひ参考にされてみてくださいね。
マーキング行為とは
マーキングとは、そもそも自分のにおいを相手に擦り付けることを意味します。
帰宅した飼い主さんにスリスリしたり、壁や柱にすり寄っていくのもマーキング行為の一種。
こうすることで猫は「これは自分のものなんだぞ!」と縄張りを主張をしているのです。
これくらいのマーキングなら可愛く思えますが、発情期のオス猫に見られるマーキング行為は少し厄介なもの。
性的に興奮した発情期のオスは、より自分の縄張りを大切にするようになるので「スプレー」と呼ばれるおしっこをします。
これは普通のおしっこよりもにおいが強烈で、洗ってもとれないので人間側も手を焼いてしまうのです。
マーキングをさせないための対策
近寄らせない
マーキングをされたくないのならば、まず大切になるのが近寄らせないことです。
猫除けや超音波を使って、猫が近寄れない環境を作りましょう。
オス猫は高いところでマーキングをすることで自分の力の強さを示そうともするもの。
なので、道端だけではなく猫が登れるような高さのあるところにまで気を配るのが大切になってきます。
また、ミカンなどの柑橘系の香りがするスプレーもおすすめです。
柑橘系のすっぱい香りは猫にとって毒に感じるらしく、身の危険を察知してよってこなくなります。
ミカンを使う場合は身よりも皮を設置するようにしましょう。
マーキング後はにおいを残しておかない
一度マーキングをされてしまうと、においがついてしまうので次来たときも同じところでマーキングをされてしまう可能性が非常に高いです。
それを避けるためにもマーキング後はペット用の消臭スプレーなどを使用してしっかりとにおいを取るようにしましょう。
中性洗剤やアルコールなどを使ってよくふき取るのもおすすめです。
どうしてもしつこいにおいがとれないときは、そのもの自体を捨ててしまうのもひとつの方法です。
まとめ
野良猫がしていくマーキング行為に頭を抱えている方は、地域のボランティア団体に相談をしてみるのもよいでしょう。
そうした団体に頼めば捕獲器を使用して猫を捕まえてくれるので、思い切って去勢手術を受けさせるのもおすすめです。
イライラしているからといって決して猫を痛めつける方法でマーキング対策をしようと思わないように気を付けましょうね。