愛猫の目をじっと見つめていると、人間よりもはるかに長く目を開いていられることに気づくことがあるかと思います。
そんな姿を見ていると、こんなに目を開け続けていて乾かないのかな?と不思議に思ってしまいますよね。
今回はそんな猫のまばたきの秘密を徹底解説しちゃいますので、ぜひ楽しみながらご覧ください。
猫のまばたき
猫のまばたきは人間とはまったく違っていて、こんな風にゆっくり。
また、人間よりもはるかにまばたきをする回数が少ないのが特徴です。
さらに、猫のまばたきには意味もあり、飼い主さんを見つめてまばたきをするときは人間が好きな相手にキスをするのと同じくらいの「大好きだよ」の意味が込められています。
人間と猫のまばたきの違い
まったくしていないように見えている愛猫も、実はちゃんとまばたきをしています。
私たち人間は平均すると、1分間で男性は20回、女性は15回ほどまばたきをしていると言われています。
しかし、それに対して猫は1分間に3回ほどまばたきをするだけだと言われています。
これは秒に換算すると18.5秒に1回程度ということになりますので、とても回数が少ないことが分かりますよね!
そんな猫は動物界の中でもまばたきのスピードが遅い生き物とも言われているのです。
緊張感のあるときはまばたきがさらに減る!
また、猫のまばたきは緊張感がある場面ではさらに少なくなります。
例えば、獲物をしとめようとしているときや病院に連れて来られとき、他の猫と出くわしたときなどにまばたきは少なくなります。
ある研究ではそうした緊張を感じる場面では5分間もまばたきをしなかった猫もいたそう。
なので、猫がまばたきをきちんとしているということはリラックス出来ている証でもあるのですよ。
まばたきが少なくても大丈夫なワケ
猫のまばたきが少ない原因としては「第三眼瞼」の存在があげられます。
「第三目瞼」とは、猫の目の内側にある白い膜のことで、私たち人間にはないものです。
視力が良い生き物ほどこの第三眼瞼は退化していくといわれています。
ちなみにこの第三目瞼は、猫の目が明いているときはほとんど見えません。
この第三眼瞼があるおかげで、涙の量が多くなり、まばたきを多くしなくても目が潤っている状態が続いているというわけなのです。
まとめ
まばたきひとつとってみても、人間と猫とでは大きな違いがあるのが面白いですよね。
ドライアイの方が多い近年だからこそ、猫の第三目瞼がちょっぴりうらやましくも感じてしまいますね(笑)
ぜひこれを機に、改めて飼い猫のまばたきをじっくり観察してみて猫の気持ちを読み取ってみるのもいいかもしれませんね!