猫を見ていると、とっさに出る手がいつも同じような気がしませんか？ 「人間は利き手があるけど、猫にも利き手はあるの？」 そう疑問に感じる方も多いのではないでしょうか。

今回はそんな猫に利き手の謎について、マメ知識をご紹介致しますのでぜひご覧になってくださいね。

利き手の確認方法

うちの猫は何利きか知りたい！という方にオススメ！ 簡単に愛猫の利き手がわかる方法をご紹介致します。

1. 猫の大好きなおもちゃを用意。
2. 猫の目の前で左右に振る
3. おもちゃを振りながら、猫の手をよく観察する（よく使う方が利き手）

たったこの3ステップだけで、自宅の猫の利き手が判明しちゃいます！ この際のおもちゃはボールなどではなく、猫じゃらしなどの持ち手のついたものがよいです。

他にも猫の利き手に関してはお皿に入ったおやつを取り出す手が利き手だという話など色々と検証の方法があるようですので、試してみてはいかがでしょうか。

性別との関係性

実は猫の利き手には性別が関係しており、オスとメスでは違うことが多いのです。 英国の心理学者の実験により、オスは左利きでメスは右利きが非常に多いということが判明しました。

利き手が違う理由は、ホルモンの違いや、オスとメスでは、ハンティングや世話の仕方、行動パターンなどが違うことがあげられるようですが、具体的なメカニズムについてはまだ分かっていないとのことです。

謎めいているところが、またにゃんとも猫らしいですね！

利き手の方がやっぱり器用？

こちらも同じ英国の心理学者の研究結果ですが、非常に興味深いことが明らかになりました。

猫の目の前でおもちゃを吊るしてじゃれさせた結果と、マグロを小瓶に入れて取り出させた結果を比べたところ、マグロを小瓶に入れて取り出させた方がオス、メス共にほとんどの猫が利き手を使ったのです。

これにより、細かい作業をするときに猫も利き手を使って慎重に行うということが明らかになりました。 猫ってやっぱりよく考えて行動しているのかもしれませんね！

子猫のうちは両利き

生後3ヶ月や6ヶ月のときはまだ利き手が決まっておらず、がむしゃらにじゃれるこが多いそうです。 そんな子も1歳になると、自然にオスは左利き、メスは右利きにちゃんとなる子がほとんどだそうです。 年を重ねた分、賢くなっていくのは人間と同じなのかもしれませんね。

By: Tom Thai

まとめ

まだまだ謎の多い猫の利き手。 英国の研究結果に批判をしてる学者さんもいるので、これからもますます研究が進みそうです。

猫の謎がどんどん解明されて、近い将来猫とのコミュニケーションがもっとできるようになる日がきたら、とっても素敵ですよね。 これからも猫の利き手の謎解明から目が離せませんね！